ガンプラ・プラモデルの塗装をする時、絶対に必要になってくるもの、それが「持ち手」です。
ギザギザでワニの口の様なクリップが先端についた棒を見たことがある方も多いのではないでしょうか?
あれは『ペインティングクリップ』とか『塗装の持ち手棒』とか色々な呼ばれ方をしているのですが、実は100円ショップの材料で簡単に作ることが出来ます。
今回は、100円で買えるアイテムを使って、『塗装の持ち手』を自作する方法を紹介します。
用意する物
用意するのはこちら。ワニ口クリップと、竹ひごです。
あと100円の物でいいので、ペンチも一緒に用意しておいてください。
ちなみにワニ口クリップって100円ショップのどこにあるの? と思う方もいるかもしれせんが、実は電飾関連の近くにあることが多いです。
店によって多少の違いはありますが、イヤホンや懐中電灯、電池とか、そんな商品の近くなんかにあったりしますね。
塗装の持ち手棒の作り方
塗装の持ち手棒の作り方を紹介します。
まず、ワニ口クリップですが、覆っているゴムはいらないので外してしまいます。
竹ひごはそのままでは長いので半分にします。
真ん中にカッターで斬り込みを入れれば、簡単に手で折ることが出来ます。
その竹ひごをワニ口クリップの根元に差し込んで・・・。
ペンチで、ぐっ!!っと締め付けてやれば、もうほとんど完成です。
安定性を高めたい方は、テープをくるっと巻いたり、木工用ボンドやグルーガンで固定したりすればOKです。
私はマスキングテープをくるっと一回巻いています。
ワニ口クリップは大きさが二種類ありますので、パーツによって使い分けることが出来ます。
大きい方はかなり力が強いので、大き目のパーツでもがっちりと保持してくれます。
プラモデルの塗装棒としては十分すぎる性能ですね。
100円ショップの塗装棒は使える?
最近では、100円ショップで「塗装棒そのもの」を売っていたりします。
作るよりもこれを買った方がいいんじゃないの? と思う方もいるかもしれませんが、個人的には保持力が足りず、使いづらい印象がありました。
バネがないので挟み込む力が足りず、ぽろっとパーツが落ちてしまうんですよね。
それでもやはり100円で買えるのは魅力的です。
いろんな工具を試す、というのもプラモデルの楽しみの一つ。ちょっと試してみよう、という気持ちで買ってみるのもアリだと思います。
意外と、これでじゅうぶん、というモデラ―もいるかもしれませんし。
塗装棒はいくつ用意したほうがいい?
プラモデルのパーツは100を超えることも多いです。そのため、塗装棒を自作する場合、結構な数を作らなければいけません。
ただ、実際に塗装してみると分かるんですが、別に一気にすべてのパーツに塗装棒を付ける必要はありません。
実際はローテーションで塗装を行うので、まあ4、50個も用意すれば十分です。
数が不足だと思えば、すこしづつ買い足していけばいいですからね。
私が購入したワニ口クリップは8個入りだったので、5,6個くらいまとめて買うと事足ります。
竹ひごは20本入りだったので、それを半分に切れば40本になります。こちらは、ふたつも買えば十分間に合いますね。
ワニ口クリップだけ別に購入するのもアリ
最近では100円ショップでワニ口クリップを見かけないことも多いです。
そういったときは、ワニ口クリップだけを買ってしまうのも手です。
ネットで、50とか100とかいう単位で販売しています。
実際に換算すると、ネットで買った方がお得だったりもしますね。
100円で買える塗装ベースにはファイルスタンドがおススメ
パーツに色を塗ったら、パーツが乾くまで、塗装の持ち手を保持しておくものが必要になります。
こちらは「塗装ベース」なんて呼ばれていますね。
塗装の持ち手を保持しておくものは色々とあるのですが、私のおススメはこちら、ファイルスタンドです。
細めで、穴の開いたものをお選びください。こちらも100円で買えます。
どう使うかと言いますと、こうやって横にするだけ(笑)
ファイルスタンドは4、5個くらい重ねてしまっておけるので場所もあまり取りません。
塗装ベースとして使う分には壊れることはないので、ずっと使い続けることが出来ます。
ちなみに、他に塗装ベースとして使えそうなものは「油粘土」「発泡スチロール」「猫の爪とぎ」などがあります。こちらも、100円で買えるものが多いです。
作るのが面倒なら市販されているものを使ってもOK
さらに最終手段としては、持ち手棒を買ってしまう、という手もありますね。
「塗装の持ち手」も「塗装ベース」も実はネットで簡単に買えます。
値段は1000円ほどですので、作るのが面倒という方は買ってしまうのもいいかもしれません。
逆塗装棒は自作できる?
最後にちょっとオマケです。
塗装棒の中には「逆塗装棒」といって、バネが逆に作用し、常に開く方向に力が入っている塗装棒なんてものもあったりします。
これ、あればなかなか便利なんですよ。
普通の塗装棒ではつかめない箇所に、上手い具合に使えるんですよね。
こちらも自作できる、と聞いたのでやってみたんですが・・・正直、無理そうでした。バネを外して逆に付けるらしいんですけどね・・・。
ワニ口クリップのように適する箇所が売っていればよかったんですが、常に開いているクリップなんてないんですよね。用途が謎すぎます。
ただ、「逆塗装棒」は市販されてはいますので、レビュー記事を貼っておきます。ご参考までに。
まとめ
塗装棒は、その気になれば100円ショップの材料で自作することもできます。
必要なのは、ワニ口クリップと竹ひごですね。
模型の塗装には必須級の工具なので、買うこともできます。各模型メーカーからも販売されていますし、手に入れることは容易です。
持っていな方は自作でも購入でも構いません。塗装棒を用意して、塗装を楽しんでみてください。それでは。