旧キットのゾゴックを作るにあたって、最大の難関は、この『手』の部分になると思います。
キットのままだと、このように色々な部分が省略された作りになっていて、絶妙にかっこよくない・・・。
ゾゴックはもともと手が大きいMSなので、市販の1/100スケールのハンドパーツだとサイズ感も合いません。
ですが、『大きい手』というのはこのMSの特徴でもある部分・・・!
やはりそこは活かしていきたいですし、私は製作する前に力強い平手をイメージしていたので、どうにかして再現していきたいです。
ハンドパーツ制作 失敗編
と、いうことで、キットのパーツを使って、ハンドパーツを自作しようと試みました。
まずは写真の位置でハンドパーツをカットします。
こういう細かい所を切るには、刃の薄いエッチングソーを使います。
刃の厚い物だと、パーツを余分に削ってしまいます。
そして更に分割し、エポパテで穴を埋めます。
そして、手の甲の所はプラ板で蓋をして、形を整えて接着します。
完成するとこんな感じです。
ハンドパーツの製作なんて初挑戦でした。
実はけっこういい感じの物ができたかな? と思いましたが・・・。
実際、ゾゴックに付けてみると・・・。はい、なんか変なんです。
角度? 大きさ? 手の表情?
どういにこうにも、納得のいくものができなかったんですよね。
ハンドパーツ制作 成功編
で、どうしたもんかと考えていましたら、「PGのハンドパーツを部品注文すればいいのでは?」と、アドバイスをもらいました。
これは、PGストライクガンダムのハンドパーツです。
本来は壊れた部品や無くした部品を注文するのですが、こういう裏技的な使い方もあるのです。
PGは、基本的にサイズが1/60になります。1/100よりも一回り以上大きいキットです。
しかも、指が曲がって自在に表情が付けれます。
もちろんそのままでは付けれないので、余っていたポリキャップを埋め込み、接続できるようにしました。
ポリキャップの固定はエポパテで強引にやっています。
実際に付けてみる・・・・・・。いいじゃないですか!! Σ(゚Д゚)
サイズ的にはちょうどいい感じです!
PGと旧キットなのでディティールが浮いちゃうんじゃないかと思いましたが、全然大丈夫そう!
が、手の甲は注文を忘れてしまったので作らねばなりません。
用意する物は、軽量のエポパテとワセリンです。
ワセリンは家にあったものを使いましたが、基本どんなワセリンでも問題ないと思います。
まずワセリンを綿棒か何かで赤い丸の部分に塗ります。
沢山塗る必要はありません。うすーくでだいじょうぶです。
そしてその部分にエポパテを、ぎゅっと押し付けます。
硬化しましたら、エポパテを外します。
ワセリンを塗ったのでぱきっと簡単に外れます。
エポパテの反対側は手の甲の形にモールドがスタンプされているので、まるでパーツのように一体となってハマってくれます。
のままエポパテを削り込んで形を作ってもいいんですが、どうにも綺麗な形が作れそうにありません・・・。
もうちょっとカッチリとした形を出したかったんですね。
と、いうことで、周囲をプラ板で囲うことにしました。こんな感じです。
あとは形を整えて完成!
ディティールはあとで考えます。
自作としては中々のものになったんじゃないでしょうか?
いや、でも元のパーツを加工した方が早かったと思うんですけどね・・・。(まだ言ってる)
そして全体図です。
自立すると嬉しい・・・!(笑)
時間のある時に少しづつ作ってきましたが、なんとか形になって感慨深いです。まだ、腕の角度とかちょっと違和感があるので直していくかもしれませんが。
さて、全体の形が見えてきましたが、残っている作業は、
①まだ手を付けてないところ、細かいパーツを詰めていく。
②ディティールを考えて、追加。
③全体の修正。
④台座の製作。
⑤塗装。
と、いったところです。
あと少し? いや、まだまだ先は長いか・・・?
とりあえず、一番心配していたハンドパーツがなんとかなったので一安心ではありますね。