ビギナー向けガンダムマーカー

ガンダムマーカーの種類って? 隠ぺい力や性能を検証してみた!

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ガンダムマーカーとは、クレオスから発売されているペンタイプの塗料です。

簡単に塗装が出来ることから、初心者の方に使用されることが多いです。

今回はガンダムマーカーの種類と塗装用マーカーの性能を検証してみました。

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ガンダムマーカーの種類

ガンダムマーカーには大きく分けて3つの種類があります。

まずは通常の塗装マーカー。

キットに色を塗るための基本となるマーカーですね。

今回はこちらの性能の検証をします。

こちらには性能が向上したEXタイプというものもあります。

話題になった「メッキシルバー」もこのEXタイプの括りになっています。

次はスミイレ用のマーカー。

シャープペン・拭き取り用・流し込み用とありますが、用途はすべて同じです。

ガンプラにはこういった「溝」があるのですが、この部分をなぞって使用します。

「溝」に色のある線が入ると、全体がびしっと引き締まった印象になります。

最後はリアルタッチマーカーというウェザリングに使うマーカーです。

ウェザリングというのは、汚し塗装ということです。

ウェザリングはぜひ覚えて欲しいですが、ちょっとコツがいるので使うのは後回しでもいいかと思います。

また、ウェザリングマーカーには「ぼかしペン」という補助的な役割を持ったペンもあります。

使うことがあれば一緒に購入しておいた方がいいと思います。

あと色を塗るペンではありませんが、「消しペン」というものがあります。

ガンダムマーカーではみ出したところをふき取ることが出来るペンです。

マーカーで塗装すると100%はみ出してしまうので、こちらは持っていた方がいいと思います。

塗装用ガンダムマーカーの下準備

次は塗装用ガンダムマーカーを使うための下準備です。

まず、マーカーは使う前によく振りましょう。

からからと音がすると思いますが、だいたい50回前後が目安です。

「多っ!?」と思うかもしれませんが、やってみれば意外にすぐに終わります。

 

キャップを外すとペン先が現れますが、一番最初の状態だと、写真のように真っ白になっているはずです。

この状態だと、ペン先にインクがしみ込んでいないので塗ることが出来ません。

ですので、まずはパレットにぎゅっとペン先を押し付けます。

しばらくするとペン先にインクがしみ込んでいきますので、あとは普通に塗るだけです。

しばらく使っていなかったりするとインクが乾いているので、そのときはまたペン先を押し込んであげればOKです。

 

ちなみに、ずっとペン先を押し込んでいると、溢れた塗料がパレットにたまっていきます。

この溢れた塗料を筆や爪楊枝で塗る、なんていうテクニックもあります。

ガンダムマーカーの隠ぺい力と塗膜強度

次は隠ぺい力と塗膜の強さを試してみました。

隠ぺい力、というのは下地の色を覆い隠す力の事です。

で、今回はグレーのサーフェイサーの上に、ベーシックカラーを塗ってみました。

 

写真を見てもらえばわかると思うのですが、かなり綺麗に発色しています。

マーカーを普通に走らせただけなので、一回塗りです。

隠ぺい力があまり強くない、と言われている白や青もほとんど下地のグレーを感じさせません。

ガンダムマーカーは思っていた以上の隠ぺい力をしていました。

正直、この隠ぺい力の高さにはちょっと驚きですね・・・!

しかし、ここがガンダムマーカーの欠点と言いますか、塗装をするとどうしてもペンの塗り跡が出てしまいます。

やはりペンの状態だと、塗装面が広くなればなるほど塗り跡は目立ってしまいます。

これは仕方のない部分ですが、マーカーの状態で綺麗に塗るのはすこし難しいですね。

ある程度はペンの塗り跡は出るものだと思った方がいいと思います。

 

個人的には、ガンダムマーカーは足りないところをちょっと塗ってあげる、という使い方がおススメですね。

もしマーカーで広い面を綺麗に塗りたいのであれば、「ガンダムマーカー エアブラシ システム」という商品があるので、そちらを使った方がいいと思います。

また、塗膜の強度なんですが、これはそれほど強いとは言えません。

爪で強くひっかくと、すぐにはがれてしまいます。

動かして遊ぶと、パーツが擦れて塗装がはがれてしまうはあるので注意が必要ですね。

ガンダムマーカーの豆知識

ちょっとここは豆知識なんですが、ガンダムマーカーはアルコール系インク、という聞きなれないカテゴリになっています。

ラッカーでも、エナメルでも、水性でもありません。

アルコールというと、そう、これですね。

消毒用エタノールなどがその仲間になります。

たしかに塗っているとちょっとだけ消毒液っぽい臭いがします。

ですので、エタノールをしみ込ませた綿棒をこすると、ガンダムマーカーの色を落とすことが出来ます。

「消しペン」のほかに、この方法でもはみ出した場所をふき取ることが出来ます。

注意点としては、エタノールはかなり強い塗膜を持つラッカー系塗料ですら溶かしてしまう、とういうことです。

下地塗装をしている場合は気を付けた方がいいですね。

ガンダムマーカーは初心者におススメなのか?

結論から言うと、おススメです。

隠ぺい力が高かったため、とても使いやすいです。

簡単に塗装を楽しむ、ということが出来ます。

ただ、本格的な塗装をするのには限界があるので、ここを始まりに水性塗料やラッカー塗料に興味を持ってくれると嬉しいですね。

 

以上でガンダムマーカーの種類と性能の検証でした。

実際、ガンダムマーカーで部分塗装をして仕上げた記事もありますので、よろしければこちらもご覧ください。

 

 

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