プラモデルを趣味としていて、一番大きな買い物はエアブラシと塗装ブースだと思います。
ですので、失敗しないよう一生懸命調べますよね。自分もそうでした。
私は、さんざん悩んだ末、タミヤの『ペインティングブース・シングルファン』を購入しました。
今回は、なぜ自分がタミヤのシングルファンを選んだのか、その理由を説明しようと思います。
タミヤのシングルファンを選んだ経緯
なぜシングルファンを選んだのかというと、自分の環境に一番合っているのでは? と思ったからです。
購入をするとき、塗装ブースのことを色々と調べたんですが、どの塗装ブースも使い手によって感想が異なるな、という印象を持ちました。
Aの商品を良いと言っている方もいれば、微妙と言う方もいるということですね。
つまり結論として、現状、販売されている塗装ブースに、そんな極端な性能差はないんじゃないの? と思いました。
値段帯も、まあ、だいたいは同じクラスです。
つまり、どれも普通に模型を作る分には問題ないレベルじゃないかな、と思ったんですよね。
あるのは一長一短の性能差です。
ですので、選ぶ基準は、自分の模型環境に合ったものを選ぶのがベストかと思います。
その結果、私の場合は、タミヤの『ペインティングブース・シングルファン』になったということですね。
塗装ブース 実際の選別方法
実際はこんな感じで絞り込んでいきました。
有名なメーカーの方が安心では!? ⇒ タミヤかクレオス。
塗装ブースの置き場所は? ⇒ あまりにも大きくなければ、なんとかなる。Sファンは展開時の大きさが40×30×53cm ちょっと大きいけど、まあ問題ない!
ファンの性能 ⇒ 全塗装のHG作るのに3週間くらい。そんなにガンガン塗装するわけじゃないのでそれほど高くなくてもいいのでは?
しかも、タミヤシングルファンは性能に不満があったら、途中からツインファンに変更することが出来る。(パーツの取り寄せは必要)
音の大きさ ⇒ 住まいはアパート。いちおう配慮が必要。出来るだけ静かな方がいい! = シングルファン。
値段 ⇒ シングルファンの定価は18,480円(税10%込)。塗装ブースでは安い方。しかも、Amazonでは5000円以上値引きになっていることもある!
と、いうような具合です。
結果としては、非常に満足しています。
ですが、モデラーの環境って人それぞれです。
音とか気にしなくてもいい環境の方もいますし、めっちゃ塗装する、って方は性能に不満が出るかもしれませんし、もっとコンパクトの方がいいって方もいます。
ちょっと偉そうではあるんですが、環境を見定めつつ、どういうふうに塗装をしていきたいのか、が選ぶ基準になるのでは、と思っているんですよね。
シングルファンとツインファンの違いって?
それと、このタミヤの塗装ブースには『ツインファン』という商品もあるんですが、単純にこの後ろのファンがもう一つ隣りに付く、という感じになっています。
もちろんそうなると、性能が二倍になります。
ただ当然、音も二倍になりますし、排気ホースも二本になるので、けっこう物々しくなりますね・・・。
ちなみに、自分の場合は購入するとき、シングルにするかツインをするか、で最後まで悩んでいました。
結局、後からツインにすることもできるということで、シングルにしましたが。
それと、なんですが。
塗装ブースを使っていると塗装中に臭いがしなくなる、ということが書いてあったりしますが、そんなことはありません。普通に臭います。
塗装ブースの主な役割は、エアブラシなどを使って霧状になった塗料を外に排出してくれる、という点です。
もちろん、使っているときと使っていないときでは臭いに差がありますが、塗装したパーツは部屋の中で乾かしていますし、溶剤をしみ込ませたティッシュもあるので、ゼロには出来ません。
臭いを無くすことが目的ではないので、溶剤の臭いが苦手な方は、マスクの方にも気を使うといいでしょう。
※ あと、塗装ブースを使っていても、マスクは必須です。自分の健康を守るために必ず使用しましょう。
最後に。
自分は、長い間シングルファンを使っていますが、特に大きな不満はありません。
臭いや音で苦情を言われたことも無し。
ただ、塗装ブースという特性上、どうしても半年~1年ほどでフィルターを掃除しなければいけません。
それがタミヤさんの場合はちょっと面倒なんですよね。
ちなみに、シングルファンを掃除してみた記事はこちらになります。
塗装ブースのメンテナンスはどのメーカーのものも必ず必要なので、たくさん塗装する人は参考にしてみてください、
繰り返しにはなりますが、塗装ブースは、きちんとしたメーカー品を選べば、それほど大きな事故にはならないんじゃないかと思います。
選ぶ基準は、自分の模型環境にあっているかどうかです。
もし、購入を考えている方のヒントになれば幸いです。