さて、いよいよ全塗装で作るオリジンガンダムも終盤です。
残っている工程は、『デカール貼り』と『トップコート』です。
そのあと、すこし仕上げを行い、組み立てて完成となります。
デカールを貼る
まずデカール貼り(シール貼り)なんですが、基本的にはガンプラにはデカールが付属していません。(最近ではそうでもないかも・・・)
ですのでガンプラの場合は、最初の写真に映っている販売されているデカールを使うことが多いです。
コーションマークだけのもの、模様だけのものなど色んな種類のデカールあるんですが、ガンダムデカールと呼ばれているものは、機体が指定されて販売されています。
もし作っているのと同じ機体のデカールがあれば、それを使うのが一番楽だと思います。
ただ、ガンダムデカールは人気があるため、すぐに売り切れてしまいます・・・。
欲しい物を見つけたら買って置いた方がいいかもしれませんね。
HGのオリジンガンダムにはなんと、こういったテトロンシールが付属してきますので、今回はそれを使うことにしました。
テトロンシールというのは普通のシールと同じく、台紙からはがして、そのままぺとっと貼り付けて使います。
付属のシールなので、説明書には添付場所が書いてあり、初心者の方でも迷うことがありません。
ただ、テトロンシールにはデメリットもあって、シールに厚みがあって貼るとどうしても目立ったり、余白が大きいので指定の場所からはみ出てしまう、なんてこともあります。
ですので自分の場合は、指定された場所全てに貼るのではなく、「かっこいいかな?」と思った場所に少しだけ貼るようにしています。
余白が大きくてはみ出してしまう場所には貼りませんし、指定場所と違うところに貼ったりすることもあります。
組み立て そして修正
そしてデカールを貼りつつ、組み立ても開始します。
ですが、この時点で「あれ!?」と思うこともあります。
例えば、シールドの裏。
ここは、組み立てれば完全に見えなくなる場所だと思い、塗装はしていませんでした。
ですが実際に組み立ててみると・・・。
わかりますかね? 場所によっては裏面の赤がびみょーに見えてしまうのです・・・!
あと少し・・・! というところでこういうのを見つけてしまうと、本当にしんどい気持ちになりますが、どうしても気になるのであれば、修正していきます。
自分は、ちょっと悩んだ後、つや消しの黒で筆塗りをしました。
組み立て途中で、やっておいた方がいい事、もあります。
例えば、赤い丸で囲んだ可動軸の部分。
全塗装をすると軸の部分にも色が乗るので、元の状態よりわずかに太くなります。
それをそのまま組み立ててしまうと、動かした時、「ぎしぎし」と軋むような感じになって、非常に動かしずらい完成品になってしまいます。
ですので、可動軸なんかは、かーるく削ってあげて、色を落としてあげると安心です。
また、可動軸でなくても、場所によってはピンが太くなってしまい、パーツがはめにくくなっている場所も出てきてしまいます。
こういう時は無理にはめようとせず、デザインナイフかなにかで色を削ってあげましょう。
自分は、無理にはめようとして色をはがしてしまいました・・・。こうなってしまうと、塗り直す必要があります。
ただ、色の塗り直しなんて楽な方です。
無理にはめようとしてパーツを破損させることもあるので、最後の組み立ては慎重に行いましょう。
この時点でパーツを壊すと、ダメージは大きいですよ・・・。
トップコート そして仕上げ作業
そして、ある程度プラモを組んだら、最後にトップコートを行います。
トップコートというのは、透明の塗料(クリアー)を吹きかけて、全身の艶を整えることを言います。
素の状態のパーツはもちろん、塗装をしてもパーツ全ての艶って、けっこうばらばらだったりします。
最後にそれを整えてあげることで、完成度がぐっと上がります。
ガンプラの場合は半ツヤやつや消しで仕上げる場合が多く、自分が良く使うのは、ガイアのフラットクリアーです。
トップコートを吹いて乾かし後は、仕上げを残すのみです。
残る作業は主に、付属のシールやラピーテープの貼り付けです。
HGクラスであれば、カメラアイやメインセンサーなどは付属のシールを使った方が綺麗に仕上がると思っています。
あと、ガンダムの胸部にもセンサーらしきものがあるのですが、そこはラピーテープを小さく切って貼り付けています。
ちなみにラピーテープはこんなふうに、きらきらとしたシールのことです。
6色くらい揃ったものが、100円ショップで売っています。
あと、ライフルのセンサーもラピーテープを貼って仕上げることが多いです。
トップコートの跡にシールを貼るのは、テープ特有のキラッとした反射を活かしたいからです。
テープにつや消しのクリアーがかかってしまうと、このきらめきが無くなってしまいます。
完成!
そして、それらを全てが終わると・・・ついに完成です!
ここまでくると、ほっとしますね。お疲れ様でした。
全塗装はやはり大変なんですが、思い入れも育つので完成した時の喜びも大きいです。
今回は普通のカラーで塗りましたが、塗装は一番簡単に個性を出せる部分だと思うので、やってみたことが無い方はぜひ挑戦してみてください。