自分の好きなもので収入を得る、夢がありますよね・・・!
いきなり結論ですが、模型製作を副業にして、副収入を得るのは可能です。
ただ、他の副業と違って、大きな収入を得るのは難しい、というのが現状かと思います。
と、言うことで今回は、模型製作で副収入が得られそうなものをまとめてみました。
よろしければご覧ください。
ヤフーオークション・メルカリで完成品を販売する
まずはヤフーオークションやメルカリなどで完成品を販売する、という方法です。
もちろん、完成度の高い作品を作ることは必要ですが、方法としては昔からあるので、王道と言えるのではないでしょうか。
今でも、たくさんの完成品が出品されています。
どちらかと言えば、キットを綺麗に作るより、世界でたった一つだけ、ということをアピールしている作品の方が値段が付く傾向にあります。
オリジナルカラーなんかが、わかりやすいですね。センスのいい配色でまとめられたキットは、欲しがる人が多いのではないでしょうか。
以前、X(旧ツイッター)で「ガンプラをランナーのまま塗装し、額縁に入れて飾る」という作品を見かけたことがあります。
素晴らしい工夫がされた作品だな、と思いましたが、こういう、たったひとつだけ完成品も、オークションに出品されれば、それなりに欲しがる人はいそうですよね。
「売れるような作品を作るのは無理・・・!」と思うかもしれません。
ただ、本当に模型が上手になりたいなら、オークションはモチベーションにもなり得ます。
オークションに出品して高値が付かないと、どんな作品が高値になるのだろうとストイックに追求し、完成度の高い作品を作っていけるのではないでしょうか?
値段は自分の作品に対する点数のようなものと思えば、頑張ってみようと思う気持ちも出るかもしれません。
ちなみに、「せっかく完成させたものを売るのってもったいなくない?」という意見の方もいるかもしれません。
ただ、本当に手放したくないものは手元に置いておけばいいだけだと思うんですよね。
出品するかどうかは、自分次第ですから。
むしろ、長く模型を作っていると、完成品が増えて保管場所を悩ますことになります。
箱の中にずっとしまっておくなら、お金を出して自分の作品を買ってくれる方に大切にしてもらいたい、と思う心も出てくるんですよね。
別の記事でも紹介しましたが、【ザ・プロモデラー<プラモデルを作って副収入!】という本も参考になると思います。(ただしKindle(電子書籍)専用の本となります)
作例は飛行機となっていますが、高い値段が付くための制作・撮影・出品までが紹介されているため、興味がありましたら参考にしてみてください。
プラモデルのせどりや転売はアリ?
また、ヤフーオークションやメルカリなどを利用する場合、完成品ではなく、キットそのものを売る、という方法もあります。
私は新製品を買い占めて、高値を付けて販売する転売は悪しき行為と思いますが、せどりは一考の余地アリだと思っています。
まあ、そんなに収益は出ないと思いますが・・・。
転売は商品を買い占めて流通を破壊し、高値を付けて売る行為ですが、せどりはその価値よりも安く売っているものを見つけて、高く販売することです。
プラモデルには「絶版キット」といって、もう手に入らないものが多く存在します。
絶版キットはすこし高くても欲しいと思うモデラ―がいるので、普段よりも高値で取引されることが普通にあります。
ですので、たとえば地方の模型屋で売れ残っていた絶版キットを買って、すこし高めで販売するのは、誰も損をしていないので、わりとアリなのでは? と思います。
あんまり流行りすぎるとまた転売のような問題も出てくるとは思いますが・・・。
ただ絶版キットがすべて高く売れるかといえばそんなことはありませんし、大きな収益を得るには数をこなさなければいけません。
そもそもレアキットですから、簡単にも手に入りません。
それに、せどりなんて一つのジャンルでやるものではありません。
ガンプラだけでなくプラモデル全般に対して高い知識がある方なら、ちょっとしたお小遣い稼ぎはできるのでは、といった感じです。
プラモデルを題材にブログを書く
プラモデルを題材にブログを書くというの副業になり得ます。
ブログで副業は、基本的には広告が収入源になります。
記事の内容としては、制作過程をアップしたり、工具をレビューしたり、ですね。
ただ、ブログで収入を得るにはとても時間が掛かります。
収益が出るまで半年~1年以上かかりますし、それなりに軌道に乗っても、数千円~一万円ちょっと、というのが現実です。
それに、当然、プラモを作りながら更新をしなければいけないので、時間も必要とします。
ただ、メリットとしては、リスクがほとんどない、という点が挙げられます。
たしかに時間は必要ですが、本格的に始めようとしても掛かる費用は2~3万円。なんなら無料で始めることもできます。
ガンプラブログの収益ってどれくらい?
もちろん、このブログもガンプラを中心とした模型製作のブログです。
ぶっちゃけ、収益ってどれくらいかというと、ピーク時で月に一万円ちょっと、といった感じです。
手間を考えると決して多くありません。まあ、好きだからできるんですけどね。
ブログはジャンルで収益が決まる、と言われているので、模型が題材で大きな収益になるのはかなり難しいと思われます。
ガンプラの再版や製品情報を扱うブログなら大きくアクセスを稼ぐことができますが、そんなサイトはもうありますし、同じようなサイトが三つも四つも必要ないでしょう?
どのジャンルにも「独自性」っていうのは必要となるので、もし始めるのならそのへんは考える必要があります。
ただ、収益化自体は難しくなく、ある程度「役に立つ記事」を書き続けていけば、毎月すこし高いプラモデルを買えるくらいにはなるのではないでしょうか。
プラモデルを題材にYouTubeを始める
最近では、ブログではなく、YouTubeをはじめる、という方法もありますね。
プラモデルに関することをYouTubeに投稿し、再生回数が主な収入につながります。
ただ、普通にやってしまうと、YouTubeは模型製作の副業には不向きです。
プラモデルを完成させるには、全塗装をしてだいたい3週間ほど。
しかも、それを面白く、見やすく編集してアップロードとなると、さらに手間がかかります。
動画を上げるのには、頑張って一月に一回が限度。さすがにそのペースだと再生回数も回りません。
大きな収益を得るのは難しいですよね。
ただ、このサイトに訪れてくれる方はYouTubeでプラモデルの動画を見たことがあると思います。
やっぱり、なかには数十万回を再生する動画もあるんですよね。
やはり、やり方しだいではチャンスはある、と考えた方がいいかもしれません。
動画自体が面白いのが鍵?
可能性としては、動画自体を面白く作れる、といった要素かと思います。
ガンプラを綺麗に作れる人は、けっこういるんですよね。ただ、その動画が伸びているかというと、そうでもなかったりします。
それよりも動画が見やすく、面白ければ再生回数を伸ばしていくこともできます。
私のまわりに、プラモデルを作らないけど、有名なガンプラユーチューバーの動画を見ている方がけっこういます。
動画自体が面白いんですよね、やっぱり。たしかに、そういった動画は再生回数を増やしています。
プラモデルの制作だけでなく、投稿者自体が面白かったり、本郷奏多さんのように近しいジャンルとハイブリットするというのもひとつの手ですね。
最近では有名なプラモデルのユーチューバーがメーカとタイアップして工具を開発していたりするので、とても夢があるジャンルではあります。
プラモデルの制作代行
次は制作代行です。
いわゆる、プラモデルのオーダーメイドですね。依頼があって模型を製作し、完成品を渡して収入を得ます。
ただ、やはり基本的にはプロに匹敵する高い技術力が必要です。
制作依頼をした方の話を聞いたことがあるんですが、
「アニメに未登場の機体を依頼したら、販売されているのと比べてもまったく遜色ない完成度のものが来た」
と言っていました。金額は5万円ほどだったそうです。
ブログやX(旧ツイッター)などで作品をアップしていると完成品のクオリティも予測もできるので、とても相性がいいです。
また、最近では【ココナラ】をはじめ、スキルを売り買いできるサイトがあるので、そちらに登録する方法もあります。
ココナラで『ガンプラ』と検索すると、300件以上ヒットするんですよ。興味のある方はご覧ください。
余談 ココナラで自分のキャラクターを作る
それと、ガンプラとは直接関係ありませんが、ココナラはイラストを描いてもらうのが人気です。
もし、YouTubeやブログのキャラクター(似顔絵)などが欲しい場合は、絵が描けなくてもここで依頼すれば簡単に手に入ります。
値段は2000円~くらいが多いですね。
ブログにしろYouTubeにしろ、サイトを立ち上げる場合、自分のキャラクターがあると覚えてもらいやすいので、よければ検討してみてはいかがでしょうか?
以下からイラスト依頼のページに飛ぶことができます。
まとめ
ガンプラやプラモデルの制作を副業にすることは可能です。
ただ、模型の制作は時間もかかりますし、しかもその割に収入が大きいわけではないのが実情です。
収入を得る、という目的だけなら、模型製作を選ぶメリットはない、と言えてしまいます。
ただ、模型を趣味にしている人は、「お金を稼ぐために模型を作る」よりも「やっていることが少しでも収入になればいいな」という方もいると思います。
実際、まじめにやっていれば収益化自体は難しくありません。
プラモデルに関わる副業も、興味があったら挑戦してみてはいかがでしょうか?
自分の模型作りが、新しい段階に入るかもしれません。
では、少しでも参考になれば幸いです。