エアブラシで塗装をする時、塗料は希釈したものをスペアボトルに入れておくと便利です。
塗料をいちいち希釈するのって面倒ですよね。
ただ、スペアボトルは安価ではありますが、だいたいビン製。
ドロッパーボトルというものもありますが、ひとつ200円以上するので使い捨てるには少々お高いです。
そのため、ビン製のスペアボトルを使っていると、どんどん増えていって正直、邪魔になってきませんか?
と、いうことで今回は、そんな悩みを解消する便利なスペアボトルを紹介します。
その名も、押すだけ塗料ボトル、です!
押すだけ塗料ボトルって?
押すだけ塗料ボトルはそう、カメラのフィルムケースとほとんど同じ形状をしています。
小と大の2種類のサイズで販売されており、小サイズが28mlで8本入。値段は380円(税10%込)
一本単価にすると約47円です。
大サイズが48mlで6本入。値段は同じ380円(税10%込)となります。
一本単価ですと、約63円ですね。
最大の特徴は、蓋が回して閉めるタイプではなく、そのまま押し込んで閉めるということ。
ぎゅっと押し込むと、やや硬い手ごたえの後に蓋が締まります。
素材は溶剤に強い軟質プラ。(ポリプロピレンかな?)
タミヤのスペアボトルはビンなので処分にも微妙に困りますが、こちらは(自治体にもよりますが)基本的には可燃ごみで処理ができます。
また、付属品としてステンレスボールとインデックスシールが付いてきます。
インデックスシールは塗料の情報を書いておくために。
ステンレスボールは塗料を撹拌をするために使います。
缶スプレーを振るとカラカラ音がすると思いますが、それと同じ原理で、ステンレスボールを入れておくと、使う前に振るだけで塗料が撹拌された状態になります。
押し込むだけの蓋というものを不安に思う方もいるかもしれませんが、きちっと閉めると横にしたくらいではこぼれません。
押し込むだけですが、蓋の状態は問題なしかと思います。
ちなみにこれ、たぶんフィルムカメラのフィルムケースだと思うんですけど、フィルムケースを知らない方、なんかいそうで怖いですね・・・。
押すだけ塗料ボトルの気になる点
いいことづくめに思える押すだけ塗料ボトルですが、懸念点もあります。
一番気がかりなのは、長期的な保管には向かないのではないか、という点ですね。
普通の塗料ビンであっても、長い間保管していると溶剤が揮発して使えなくなります。
しっかり閉まるとはいえ、やはり押すだけの状態だと普通のビンと比べて塗料の揮発は速そうです。(いちおう現在では経過観察の段階ですが)
ぶっちゃけ『小』サイズでじゅうぶん
最初に書いた通り、この押すだけスペアボトルは「今作っている模型にしか使わないような色」を希釈して用意しておくことに使うと便利です。
そのため、私の場合はほとんど『小』サイズで事足ります。
『大』サイズに入れる必要があるくらい必要になると、タミヤのスペアボトルか、ドロッパーボトルを使った方がいいですね。
押すだけ塗料ボトルのまとめ
押すだけスペアボトルのレビューとなります。
押すだけ塗料ボトルは、余ったボトルを処理しやすい、というのが最大の特徴ですね。
よく使う塗料はタミヤの「スペアボトル」やドロッパーボトルを。
今作っているプラモにしか使わない塗料は「押すだけ塗料ボトル」を。
そのように、使い分けるのが最適かと思います。
塗料の揮発性などを考慮すると長期保存には向きませんが、使い捨てる、くらいの気持ちで使うと非常に便利です。
小さなパーツの保管、などにも推奨されていますし、塗料ボトル以外としての用途としても使えるのも地味に嬉しいですね。
スペアボトルが増えまくって仕方がない! という方はぜひ使ってみてくださいね。