製作過程スケールモデルランボルギーニ・カウンタック

タミヤ 1/24ランボルギーニ・カウンタック【塗装~研ぎ出し編】

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前回で塗装の準備を終えたので今回から塗装編です。

カーモデルでボディはめっちゃ大事ですからね! ぶっちゃけ、ここの出来で7割くらいは決まってしまいます。

と、いうことで若干の緊張を感じながら塗装をしていきます。

 

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ボディの塗装

ボディの色ですが、今回は、フェニッシャーズの「ウエストブラック」を選びました。

スポーツカーと言えば赤なんですが、今まで作ったカーモデルで赤はけっこう塗ってるんですよね。

「ウエストブラック」は気に入っている塗料なのでガンプラでもたまに使います。

 

で、カーモデルではよく下塗りの段階でツヤを出すようにする、とよく言われます。

ですが私、あれが苦手なんですよねぇ・・・(泣)

やりかたとしては『薄めの塗料を垂れるギリギリまで塗って、濡れたような状態で塗装を終える』というのですが、どうしても均一のツヤが出せないのです。

 

ガンプラのように小さいパーツならなんとか、ですが、カーモデルのように大きなパーツだと、どうしても吹いた塗料が回り込んでツヤのある部分とツヤが出ない部分ができてしまうんですよね。

そのため、無駄に何度もやり直して、塗膜が厚くなってしまう、という失敗をしています。

これが後々、塗膜が欠けたりパーツが入らなくなったり大惨事を引き起こす原因になったりするんですよ・・・。

 

ですので、現在では下塗りでツヤを出す、ではなく、いかに『塗り残りしがなく、埃がつかないように』塗装をするかを念頭に置いています。

ツヤは後々のクリアーで出そうという算段ですね。

修正を挟みつつ、今回はこんな感じの仕上がりになりました。

3回くらい塗って良しとしまして、クリア塗装の前にランボルギーニのデカールも貼っておきます。

 

で、次はクリアー塗装をします。使ったのはガイアノーツの「EXクリアー」です。

塗装の時にどうしてもホコリが付いてしまいますが、その際、乾いた後に2000番くらいのヤスリで落としています。

クリアー層が白くなりますが、このくらいなら次のクリアー塗装で綺麗に消えていきます。

最後の方についたホコリは研ぎ出しの時に無くなってしまうのでスルーでOKです。

 

で、クリアーを吹き終わりました。

今回は4回くらい重ねました。ツヤもですね、割と出ているのでは?

そしてこの状態で、完全に乾かすため、一週間ほど、放置します。

シャーシやその他の塗装

で、その一週間の間にシャーシや他の部分を仕上げてしまいます。

シャーシはもう塗り分けもなく真っ黒に塗ってしまいましたが、バスタブ(内装)は適度に塗り分けようと思います。

 

メインとなる部分はエアブラシで一気に塗装。そのあと、細かいところは筆やマスキングで塗り分けていきます。

 

ダッシュボードのメーター類はマスキングをして黒で塗装をして・・・。

筆でシルバーの部分を塗装です。一緒にハンドルも塗り分けています。

 

丸い部分は「円形マスキングシート」を使えば超楽に塗り分けできます。4.8㎜を使いました。

 

筆塗りでも大活躍するのはやはりこのふたつの塗料ですね。エナメルでかなり使用頻度が高いです。

ボディの研ぎ出し

一週間後。おそらくクリアーは完全に乾いたと思います。

と、いうことでここから研ぎ出しですね。

研ぎ出しというのは、目の細かいヤスリなどを使って、ボディの表面を磨いていく作業のことです。上手にやると、顔が映るくらいのツヤを出すことができます。

 

使用するのは「ラプロス6000番・8000番」と「タミヤ・コンパウンド粗目、細め」各種です。

 

まずは「ラプロス」の6000番でボディをやさしーく水研ぎします。

水研ぎというのは、水を付けながらヤスリを掛けることです。こうすることで、空研ぎよりもボディを傷つけずにヤスリを掛けることができます。

そうするとこんなふうに柚肌になっていくんですがー。

 

丁寧に「ラプロス」を掛けいくと、写真のように均一なつや消しになります。

クリアーを吹いてツヤの出たボディも、よくみると最初の写真のようにまだらになっているんですよ。

まずはそれを平らに均してあげる、というのがこの作業です。

 

最後に、ラプロス6000番で出来た傷を8000番で磨いて綺麗にしておきます。

そうすればOKですね。

ただしヤスリを掛けすぎると、クリアーを貫通して下地の黒まで削ってしまうので、そこだけは注意です。

 

その後は、コンパウンドの粗目⇒細目⇒仕上げ目で磨いていきます。

 

いちおう、布は専用のものを使っていますが、100円ショップの眼鏡拭きでもいいようですね。

適量を取って、ボディに塗りつけていきます。

 

コンパウンドは油分が凄いので、作業後は中性洗剤で水洗いをします。溝とかにも白く残るので、筆などでよーく洗った方がいいですね。

上手にやると、「ラプロス」で出来た曇りがどんどん取れて、塗装面はより輝きを増してくれます!

なかなかいいのでは!?

このくらいになってくれると、苦労も報われた気がします。

 

研ぎ出しに必要な道具はいろいろあるんですが、今回使っているのは、もっとも手に入りやすいポピュラーなものになります。

「ラプロス」はクレオス、「コンパウンド」はタミヤです。

 

研ぎ出しにお勧めされている道具はたくさんあるんですが、最初はこれらを使ってみるのがいいのでは、と思います。

いい道具はきっとたくさんあるんですが、実際に使ってみて比較してみないと、良さがわからないとおもうんですよね。自分に合う合わない、というのもありますし。

なによりもこのふたつは安価で手に入りやすいのがいい。基本的なことはできますからね。

 

さて、完成まであと少しです!

 

 

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