タミヤのランボルギーニ、今回は完成編です。
あとは細かい塗り分けと塗装したパーツの組み立てが残っていますが、大きい失敗は大体この辺で起こるので要注意ですね。
当初の不安通り、まあ、何度かやらかしているという・・・。
とはいえ、なんとかリカバリーしていくのもプラモデル。その辺も一緒にご覧ください。
塗装が終わったパーツの組み付け
まずは、塗装を終えた内装のパーツを組みつけていきます。
このキットはパーツ自体は少なめですが、スケールモデルにありがちな小さなパーツも、あるにはあります。
やはり、そういったパーツはピンセットがあると便利です。
ピンセットは、タミヤの1000円くらいの物がおすすめですね。
使用した接着剤はこのふたつ。GPクリアー(Gクリアー)ですね。
エポキシほど強力には接着しませんが、硬化する前であればエナメル溶剤でふき取れる。
激しく接着せず、剥がそうと思えば剥がせます。
接着力よりも、やりなおしが効くというのは大きいですね。
と、いうことで、このあたりは問題なく組み付け完了しました。
ちょっと色数が少ないかな、を感じつつも、及第点かなーと思います。
ボディの塗り分け
さて、次はボディの塗り分けです。
このキット、窓枠、フェンダーなどなど、実はけっこう塗り分け箇所があるんですよ。
ですので、一度に塗り分けようとせず、何回かに分けることにしました。
ちなみに塗り分けの色は、ほぼ半艶の黒になります。
結果的にはこっちの方が失敗する確率も少なく、楽かと思います。
のべ、3~4回ほどマスキングをして塗り分けていきました。
塗り分け事体は、そこそこ成功しているんですが・・・実はこのマスキングが原因で、けっこうな失敗をやらかしてます・・・(くわしくは後述)
で、その最中にどうしても気になったので、タイヤを塗り替えていました。
このキットのタイヤにはメッキが掛かっていますが、そのメッキ、あんまり綺麗じゃないんですよね。このあたりはキットの古さが出ています。
と、いうことでハイターでメッキを落として再塗装しました。(エンジンもついでに)
塗装後。グレーっぽくしてボディ色と合わせるように。
プラモデルにあるメッキパーツはハイターで落とすことができますが、なかには落とせないパーツもあるので注意です。
失敗箇所、そしてリカバリー
で、先ほど言った失敗箇所なんですが・・・。
塗り分けのマスキングを剥がしたら、デカールの部分が一緒にはがれてしまったんですよねぇ・・・!
デカールの密着、あまかったかなー・・・。見事にデカールの跡が・・・。
これはかなり焦りました。
いろいろなリカバリー方法が頭に浮かんだんですが、ふとですね、以前つくったハセガワのランボルギーニのデカールが余っているのでは? と思い立ち、デカール置き場を探してみました。
するとありました! インレタのシールとランボルギーニのデカールが!
パッケージのエンブレムもすこし浮かんでいる感じだし、シールを貼ると逆にこれはいいのでは!?
で、実際につけてみたのがこちら。
ギリギリ・・・セーフ!?(笑)
目論見通り、まあまあ上手く隠れて、誤魔化してくれてるのではないでしょうか!?
しかし、昔に作ったプラモのデカールも、とっておくもんですねぇ・・・。良かった良かった。
と、思ったのもつかの間、次の失敗です。
実はこのキット、クリアパーツにデカールを貼る、という仕様になっています。上の黒い部分ですね。
当初は綺麗に貼れたんですが・・・。
時間が経つうちに剥がれて、色が白く濁っていくという・・・。
これもまた、密着があまい・・・!
クリアパーツだったんで、ここにセッター使うの怖かったんですよねぇ・・・。クリアパーツ、汚くなったら嫌だし。
ここはいくらやっても修正できず、やむ負えずデカールを剥がすことにしました。
これならない方がいい。自分のカウンタックには、黒いラインなんて、なかったんだ・・・と、そういうことにします。
実は塗装もちょっと欠けた部分があったりと、完璧なものとは言えません。
次回は同じ轍は踏まないぞ、と思っていますが、なかなか難しいですね。
クリアパーツの接着
最後になります。
クリアパーツを接着していく作業なんですが、たまにですね、こういう糊しろが全くない場所というのが出てきます。
これを綺麗に接着するのは容易ではありません。
で、これを解決するすごい方法を知りました。使うのは「ハイグレード模型用セメダイン」です。
「ハイグレード模型用セメダイン」は、水性の接着剤です。
水性ということは水に溶けるのですが、そう、これを流し込み接着剤のように水に溶かして、接着する、という技があるのです!
はみ出してしまったら、エナメル溶剤でふき取ればOK!
と、いうことで、最初の写真のように、ほとんど汚さずに糊しろのないクリアパーツを接着することができました。
接着力はそれほど強くありませんが、もともとそれほどがっちりとくっつける必要はない部分です。
これはかなり便利な技です。これからも活用していきます。
ランボルギーニ・カウンタック 完成
そして、なんとか・・・タミヤのランボルギーニ・カウンタックの完成です!
現在のタミヤのキットと比べるともちろん、あまい箇所がありますが・・・。
それでもこれが40年前のキットって考えられますぅ!? って感じです。
車のことはくわしくありませんが、苦労して作ると愛着がわきます。
なんかカウンタック好きになりそう。実はいろんなメーカーから出ている人気の車種。最新フォーマットで出してくれませんかねー。
いろんな失敗もしますが、次に活かすぞ! という気持ちでいます。
以上で、タミヤ ランボルギーニカウンタックでした。
パーツ数は少なく、作りやすい部類に入りますが、古いキットのため、いろいろと苦労したりする部分もあります。
自分のように、まだまだカーモデル修行中の身としてはちょうどいいキットだと感じました。