プロモデラーのNAOKIさんがプロデュースする模型ブランドNAZCAに、メカサフというシリーズがあります。
これはいわゆるサーフェイサーなんですが、キャラクターモデルの関節や、メカ部分に合うように調合され、そのまま『塗料』として使えることが特徴です。
専用のシンナーを使うことを推奨されていますが、関節部分の塗装とサフ吹きが同時に出来るため、作業時間の短縮に有効なマテリアルとなっています。
今回は、メカサフの『ライト』『ヘヴィ』『スーパーヘヴィ』の3種類の色を比較してみました。
クレオスのサーフェイサー1200番との比較
まずは、もっともポピュラーなサーフェイサーであるクレオスの1200番と比較してみました。
『ライト』の場合でも、かなり色が濃くなっています。
これだと関節の色として問題なく使えそうですよね。
『ヘヴィ』だと、明らかに色に差が出ます。
かなり濃いグレーになりますが、私はビビット(原色)寄りのカラーで塗装することが多いので、この色を使うことが多いです。
『スーパーヘヴィ』はかなり黒に近い色になっており、『ヘヴィ』以上の明暗が出ています。
これだけ暗い色をしているとメカ部分だけでなく、シルバーなどの下地に使ってもよさそうですね。
メカサフの各種の比較
メカサフ同士の比較です。
全体を淡い色にしたい方は『ライト』。ビビット(原色)寄りにしたい方は『ヘヴィ』や『スーパーヘヴィ』を選ぶと良さそうです。
関節はメカサフだけでOKなのか?
メカサフは関節として使うには色もほぼ問題なく、どんな作品にも似合います。
ただ、グレーという色は、クレオスのMr.カラーだけでも20種類以上もあります。
個性を出せる部分でもありますし、そのためメカサフだけでいいのか、と言われるとそうでもないかもしれません。
特にメカサフは明るい色と暗い色になっているため、赤に寄ったウォームグレーや、青に寄ったダークシーグレーなどを使いたい方は対応が出来ないのが欠点です。
ただ、関節やメカ部分の塗装と本サフを一緒にできるというのは、思っている以上に時間の短縮になります。
自分の作風に合うのであれば、ぜひ使ってみてください。