クレオスさんからASH&MACHINE-鈍色の機甲色-というカラーシリーズが2025年の一月の発売されました。値段は352円となっています。
キャラクターモデルのフレームや武器類などに使える色の濃さが違うグレーが4つと「カーボングレー」の合計5種類。
混じり気の無いグレーシリーズはもちろん使いやすいと思うんですが、この中ですね、特に「カーボングレー」がすごくいい色なんかじゃないかと思っているので試してみました。
鈍色の機甲色について

鈍色の機甲色は色の濃さが違う、グレー系統の塗料となっています。
発売時点では「グレートーン1~4」と「カーボングレー」という5種類があります。

グレートーンは色の濃さが違うグレーの四種類。
グレートン1は黒に近く、グレートン4は白に近い色をしています。
2と3は濃さの違うニュートラルグレーと言った感じです。
グレートーン4はガンダム系の白装甲やパネルラインの塗り分け。グレートーン1は黒の代わりに使えそうです。
似たようなシリーズとしてガイアノーツさんから「ニュートラルグレーⅠ~Ⅴ」というものがありますね。
ただ、鈍色の機甲色は数字が小さくなると色が濃くなり、ニュートラルグレーシリーズは色が大きくなると濃くなるので、逆になっています。
カーボングレーについて【関節や武器におススメ】

で、このなかで特に注目しているのが「カーボングレー」という色です。
その名の通りカーボン調のグレーで、いままで別メーカーでカーボン調の『黒』はありましたが、グレーは初登場です。

実際に塗装してみるとわかりますが「カーボングレー」はすこし赤が入ったグレーとなっています。基本で半光沢の塗料になります。
この「赤に振ってあるグレー」というのは暖色系の「ウォームグレー」という種類になるんですが、これがですね、意外と模型用塗料にありません。
「ウォームグレー」で調べると、現在、手に入りやすいものでNAZCAカラーの「ウォームライトグレー」くらいしか出てこないんですよね。

ガンプラの関節や武器類にはとても似合いそうなのに、なんで暖色系のグレーって少ないんだろう、という感じだったので、このカーボングレーはぜひ使ってみたいと思わせる塗料でした。
同じシリーズのグレートン4と比べると普通のグレー系と違ってけっこう色が違うことが分かると思います。若干ブラウン的ですよね。
ガンダム系は色が赤に寄っていることが多いので(青でも赤に寄ったコバルトブルーを使うことが多い)そのまま使っても違和感なく馴染むと思うんですよね。
個人的にはかなりグレーの中でもかなりメカっぽさが出ると思っています。
今までだと、ダークアースとかを使って混色して作らなければいけませんでした。

カーボンというのは炭素という意味ですが、色としては鉛筆っぽいというか彩度があまりない色のという感じです。
フィニシャーズにも「カーボンブラックマット」という色がありますが、比べるとこんな感じです。
色がカーボン調で似ているんですが、やはりカーボングレーの方が関節には使いやすい色ですね。
「カーボンブラックマット」もいい色ではあるんですが、関節にはちょっと黒に近すぎるかなという感じです。
まとめ
今回はクレオスさんから販売されている鈍色の機甲色の、特に「カーボングレー」についてレビューしてみました。
模型用塗料としてはめずらしい暖色系のグレーで、関節や武器などにも使いやすい塗料になります。
基本的には半光沢ですが、そのためムラも目立たずに綺麗に仕上がります。隠ぺい力も強めです。
鈍色の機甲色はグレートーンシリーズも使いやすいので、カーボングレーも合わせてガンプラをはじめとしたキャラクターモデルにはかなり重宝する色になると思います。
よろしければぜひ使ってみてください。