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ガンプラをかっこよく仕上げてみよう! 基本工作を解説!

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ガンプラを組み立てることができたら、今度は「基本工作」に挑戦してみましょう。

基本工作を行うと、組み立てたガンプラはぐっと見映えが良くなります。

また、全塗装をする下準備としての意味合いも強いので、今後、ガンプラに色を塗っていきたい、と思っている方もぜひやってみて欲しい作業です。

それでは、さっそくやっていきましょう!

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その① パーティングラインの処理

プラモデルのパーツには、『パーティングライン』と呼ばれる不自然な線があります。(右側にはわかりやすいよう赤の油性ペンで印をつけてみました)

『パーティングライン』は金型の都合で生まれるものなので、パーツには必ず存在します。

ですが、本来は存在してはいけない不自然な部分ですので、このパーティングラインはヤスリ掛けをして消していきましょう。

作業後です。

ゲート処理と同じように、400番⇒600番のヤスリを掛けました。(ちょっと白化の跡やペンの跡が残ってしまいました・・・)

ですが、プラモデルを作り慣れていないと、

「パーティングライン、見つからねえ・・・」

と、なることもあるかもしれません。

そういったときは、無理に探し出す必要はありません。

最近のガンプラは、本当にパーティングラインが上手く隠れているんですよ。

組み立てた時に、目立たなければ、それほど問題はありません。

最初の内は、パッと見て『目立つ場所』のパーティングラインを消していきましょう。

その② ヒケの処理

次は『ヒケ』の処理の話です。

写真はヤスリを掛けたパーツなんですが、わかるでしょうか?

パーツに対し、均等にヤスリを掛けたのに、削れている部分と削れていない部分が出てきます。(真ん中の部分は、まだツヤがあってパーツが削れていない)

こういう風に、プラモのパーツというのは、若干ですが歪んでいるんです。

その歪みの事を、『ヒケ』といいます。

パーティングラインと同様、このヒケは本来パーツにはないものなので、ヤスリを掛けて整えてやります。

やり方は簡単で、丁寧にヤスリを掛けるだけ。歪みは矯正されて、なだらかな面になります。

ただ、最近のガンプラはヒケも小さく、少なくなっているので、消し忘れてもそんなに目立ちません。

パーツが大きくなればなるほどヒケも大きくなるので、そういうときはラッカーパテなどを使って処理の手助けをするんですが、今はほとんどヤスリでいけます。特にHGくらいなら簡単に消せますね。

パーティングラインもヒケも、どれくらい処理をするかは作っている人次第です。

たしかに綺麗に処理をして面を出していくと、全身がしゃきっとしてかっこよくなるのですが、目の敵にして全身くまなくヤスリ掛けをするのはかなり大変です。

と、いうかキリがありません。

パーティングラインの処理と同じように、目立つところだけやってしまうのがいいと思います。

その③ パーツの鋭利化

プラモのパーツには安全基準というものがあり、本来なら細くシャープな部分が、丸く、太く処理されているパーツがあります。

ガンプラで言うならアンテナの先などが一番わかりやすいですね。その先端に、妙な出っ張りがついていたりします。(赤く塗られている部分)

こういった部分も鋭利にしてあげるとかっこよくなるので、薄刃ニッパーで出っ張りだけ切り取って、ヤスリで鋭くなるよう形を整えてあげましょう。

すこし怖いですが、薄刃ニッパーなら出っ張りだけを切り取ることが出来ます。

実は、アンテナの鋭利化はかなり難しい作業になります。

上手な人は、本当に綺麗に尖らせるんですけどね。

細くなればなるほど、当然パーツは折れやすくなります。ここは、完全にモデラーの技量に寄るのです。

特に見映えに影響があるのが、先端の部分です。

ですので、最初の内は、写真の赤のラインのような角度で削ると、ある程度簡単に作業を終えることが出来ます。

均等に、びしっときまったアンテナの鋭利化は、慣れてきたら是非挑戦してみてください。

ちなみにHGACのサンドロックだと、アンテナの他にヒートショーテル(武器)の先端も丸くなっています。

こういうところも鋭利化してしまいましょう。

アンテナよりずっと簡単なので、いい練習になります。

ここからはちょっとオマケです。

ヒートショーテルには発熱状態を再現したクリアパーツもついてくるのですが、これはちょっと問題があります。

クリアパーツはヤスリで削ると白く曇り、透明度が無くなります。つまり削ったところが滅茶苦茶目立つのです。

800番以上の細かい番手のヤスリを掛け、コンパウンドという研磨剤を使うとある程度は透明度を維持したまま形を整えることが出来るのですが、新しい工具が登場してしまうので、今回は割愛します。

で、今回はどうしたかと言いますと、普通にヤスリを掛けて先端を整え、800番のスポンジヤスリでヒートショーテルの全身を磨きました。

全体が濁るので「こういう仕様だ!」と言い張ることが出来ますが、クリアパーツの透明感が好きな方は、ヤスリを掛けるのはやめた方がいいですね。

その④ スポンジヤスリで全身を艶消しに!

ゲート処理やパーティングラインを消していくと、当然キットにはヤスリを掛けた場所とそうでない場所が出来ます。
ヤスリを掛けた場所はツヤが無くなり、キットのままだとツヤがあります。

このままだとヤスリを掛けた場所が目立ちすぎてしまうので、私は800番くらいのスポンジヤスリで全身を磨くようにしています。

使っているのは『神ヤス!』という模型用のスポンジヤスリです。

スポンジヤスリは曲面に馴染むので、簡単に全身を研磨できます。

そうするとパーツがつや消しになり、全身が馴染んで統一感が出ます。

全身にやるの? 面倒じゃない? と思うかもしれませんが、実際やってみるとそれほど時間はかからなかったりします。

逆に、作業中はけっこう楽しかったりするので、お試しあれ。

その⑤ 付属のシールを貼ろう!

最後は付属のシールを貼ってみよう! です。

ガンプラにはだいたい、シールが付属します。

シールにも種類があるのですが、こういった『ホイルシール』と呼ばれているものは、ほぼ確実に入っていると思います。

パーツの色分けでは難しい場所の色を補うためのものなんですが、ホイルシールというのは、どうしても独特の光沢感や厚さがあり、悪い方向に主張しがちです。

ですので、付属のシールは極力使わないようにしているのですが、私はカメラアイだけは使うことが多いです。

塗装するよりはるかに簡単で、しかもかっこよく仕上がります。

ただ、最近はシールで補う箇所も本当に少ないし、使ってもさほど目立たなかったりする場所だったりします。

基本的には部分塗装をすることをお勧めしますが、場所によってはシールを使ってもいいかもしれませんね。

完成! そして次のステップへ~

そうして、ひと通りやることを終えた状態がこちらです。

どうでしょうか? ゲート跡やパーティングライン、ヒケを消し、全身を艶消しにして統一感のある仕上がりになったと思います。

もちろん、この状態で完成としてもいいんですが、もっと手を加えたい! と思いましたら、部分塗装やスミイレをしてもいいと思います。ぜひ挑戦してみてください!

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