プラモデルを作っていると、パーツを破損させてしまうことはよくあることです。
ただ単にパーツを折ってしまった、という場合なら接着剤でくっつけてしまえばいいんですが、関節部分なんかは超やっかいですよね。
関節部分は可動があるため負荷がかかりやすく、破損しやすい。
しかも、「くっついたかな・・・?」と思って慎重に動かしてみても、結局負荷に耐え切れずにパーツがまた壊れてしまう場合があります。
せっかく作っていたプラモが壊れてしまったら悲しいものです・・・。
ですが、涙を流す前に出来ることがあります。
もし、パーツを壊してしまった時、今から紹介する「三つの選択肢」を試してみてください。
① 部品注文をする
パーツを壊してしまった時の対処法として、一番の王道は「壊れたパーツだけを注文してしまう」という方法です。
ガンプラを始め、多くのプラモデルは部品のみ注文することが可能です。(キットやメーカーによってはランナーごとの販売になっていることもありますが)
昔は説明書に「部品請求カード」というものが付いていて、「定額小為替」というものを使ってメーカーに部品注文をしていました。
ただ、今ではメーカー公式のHPから、部品を注文できる、という様式が多くなりつつあります。
ガンプラでおなじみのバンダイも、まるでネットで商品を買うかのように部品注文ができます。
他にもコトブキヤやタミヤもネットでの部品注文に対応していますね。
ネット注文に対応しているかは「メーカー名+部品注文」で検索するとすぐに調べられます。
定額小為替を使った部品注文は?
ちなみに現在でも、パーツ請求に「定額小為替」が必要になるメーカーもあります。
「定額小為替」(ていがくこがわせ)は聞きなれない単語だと思いますが、郵便局やゆうちょ銀行で買えます。
「○○円分の定額小為替をください」と受付の方に言えば売ってくれますが、手数料がかかるうえに、販売の単位が決まっているので注意ですね。
50円、100円、150円~という単位での販売しているので、パーツ代と郵送料で170円必要! って時は、10円の切手を2枚足して調整します。
パーツ請求の詳しいやり方は説明書に記載されている場合がほとんどなので、パーツが必要になったら確認してみましょう。
② 固定ポーズにする
パーツ請求をしないなら、作っているプラモを固定ポーズにしてしまう、という方法もあります。
もし可動させないなら、
真鍮線で軸を通す。
強力な接着剤でがっちりと固定する。
パテやプラ板で補強を作る。
など、パーツを接着する方法はいろいろあります。
このパーツはHGガンダムバルバドスルクスレクスの腕なんですが、1ミリの真鍮線を通して、強力な接着剤でがっちりと固定してみました。
完成したプラモって案外動かさなかったりしますし、「固定ポーズで作ろう!」と思うと、けっこう思い切ったことが出来ます。
普通では取れないポーズで固定してしまって、劇中のワンシーンを切り取ったかのような、かっこいいポージングのプラモに挑戦する、というのも楽しいです。
ちょっとした台座なんか作ってみるとさらに盛り上がるかもしれませんよ?
また、壊れたままにして、破損状態で作ってしまうというのも手ですね。
③ 諦める
最後の手段です。
「このキットはもう完成させることはできない・・・」と、潔く諦めましょう。
冗談のように聞こえるかもしれませんが、諦めるときは、もうスパッと諦めることが大事だと伝えたいです。未練など残してはいけません。
もがいてみてもいいです。どうしようもならない時は決断するんです。
心機一転、新しいものを作りましょう。
長く模型を作っていると、作りたいと思って買ったままにしてあるプラモデルもたくさんあるはずです。
その出番が、すこし早くなるだけです。
新しい機会を貰えたと思って、そっと壊れたプラモは箱にしまいます。
まあ、実際には塗装の練習に使ったりもしますけどね。
まとめ
パーツを壊してしまうことは、モデラーならだれでも経験することです。
もし完成間近にパーツを壊してしまったら、一緒に心も折れそうになりますよね・・・。自分も経験があります。
そのときにできることは、
① パーツを請求する
② 固定ポーズで制作する
③ 未練を残さず、きっぱりと諦める
という方法が取れます。
パーツ請求をして事なきを得たり、別の事に挑戦する機会だと思ったり、新しい物を作ろうと思ったり、とりあえず前向きに捉えましょう。
以上で、関節パーツを壊してしまったときの3つの選択肢のお話でした。
それでは!