製作する方向性も決まったので、とりあえず手を動かしていきましょう。
パーツのヤスリ掛けをして、全体のゲート跡、ヒケ処理をしていきます。
そして、ちょっとした改修と、合わせ目消しを行いました。
角の鋭利化
プラモデルのパーツは、安全基準が設けられていて「鋭利な部分」は少なくなっています。
ですが、実際の完成品は先端などピンピンに尖っていた方がかっこいい事も多いです。
メタルガルルモンでは角の一番上の角が気になりました。
「そのまま鋭利な形に削り込む」という方法もあるんですが、そうなると元の形より小さくなってしまいます。
場所によってはそれが不自然になってしまうことがあるので、今回は「プラ板を貼り足して削り込む」という方法を取りました。
瞬間接着剤で固定して、240番ほどのヤスリスティックで一気に形を作った後、800番のヤスリで整えていきます。
作業後はこんな感じです。
ただ、こういう疑問を持つ方もいると思います。プラ板を貼り足した写真を見て「削っているときにぽろっと取れちゃうんじゃないの?」と。
はい、取れます。
接着面が少ないので、ある程度は、仕方がありません。
ただ、ですね。
実際にやってみるとわかるんですが、しっかりと接着されていれば、意外とヤスリを当ててもだいじょうぶだったりします。
取れるときは取れますが、それは接着が不十分か、ヤスリで力を加えすぎたかのどちらかです。
接着剤はこの「高強度タイプの瞬間接着剤」がおすすめです。
ヤスリ掛けも慎重にいけば案外すんなり尖らせることが出来るので、ぜひ挑戦してみてください。
全ての先端を尖らせていくのはキリがありませんが、ここは! と思った場所だけでも、充分、効果を発揮しますよ!
パテで穴埋め
キットにある不自然な穴はエポキシパテで埋めてしまいます。
ただ、このキットはそれほど目立つ箇所はありません。
爪の裏はちょっと大変ですが、地面と設置する部分なので見えなくなります。
スタンドを使う方は埋めた方がいいですが、気にしない方はキットのままでもいいと思います。
合わせ目処理
合わせ目は、脚のパーツが気になるので処理をしました。
今回は作業スピードを重視して、瞬間接着剤を使いました。
320番ほどの荒めのヤスリで削ってから、600番~で仕上げていきました。
荒めのヤスリを使うとちょっとしたことで別の場所を傷付けてたりしますが、ビニールテープなどで保護してあげると余計な傷がつきません。
後ろ脚です。
ここの部分は、段落ちモールドで処理することにしました。
合わせ目の部分の角を落とすことで、段落ちモールドのように見せることが出来ます。
合わせ目消しについてよくわからないよ! という方がいましたら、こちらをご覧ください。
あと問題なのは、頭部ですかねぇ・・・。
ここを消すとなると、塗装をしながらの作業になるので、とりあえずは保留です。
さて、これで塗装前の作業は終わりです。あとは洗浄して、サフに行きます。