製作過程HGオリジンガンダム

全塗装の工程② ~ヤスリ掛け 全体を整えていく作業~

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ガンプラ全塗装の工程その②になります。

前回で作業の目安を付けたので、実際に手を動かしていく段階になります。

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ヤスリ掛け開始

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さっそくヤスリ掛け開始です。

ウェーブさんの『ヤスリスティック』で、ゲート跡、パーティングライン、ヒケなどを消していきます。

f:id:hkn3:20200906201710j:plain曲面はヤスリスティック+スポンジヤスリ(神ヤス)で。

f:id:hkn3:20200906201726j:plain細かい所は『切れてるヤスリ』で処理していきます。

基本的にこの3種類のヤスリを併用していきます。

正直、めちゃくちゃ面倒な作業です(笑)

自分の場合ですと、仕事もあるので2,3日くらいに分けてやることが多いです。

クリアランスを確保する

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全塗装するにあたって、やっておいたほうがいい作業があります。

それが、『クリアランス』の確保です。

このクリアランスというのは、『隙間』という意味です。

 

パーツに色を塗ると、どうしてもその分だけ『厚み』が出てしまいます。

そうなると、可動モデルであるガンプラは、塗装した後に動かすとパーツ同士が接触し、塗った塗装が剥げてしまうことがあります。

赤い丸で囲んだ部分なんかはもっとも気を付けなければいけないところですね。

f:id:hkn3:20200906222557j:plainそうならないように、接触しやすそうな場所をすこーし削り、『隙間』を作ってあげるのです。

このくらい削れば大丈夫、という基準はありませんが、薄い紙が一枚入るくらい、なんて良く言われていたりします。

今回は、付属のシールが難なく入るくらいまで削りました。

あんまり削りすぎて隙間が空いてしまうのも不恰好になっちゃうので難しいところですよね。

モールドの彫り直し~スジ彫りを行う~

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ヤスリを掛けているとき、もうひとつ注意しなければいけないことがあります。

それは、ヤスリを掛けると、モールドが消えてしまう、ということです。ここで言うモールドとは、パーツに掘られた『溝』のことですね。

この溝は、素のままだとシャープに彫られているわけではなく、ヤスリ掛けや塗装によって簡単に消えてしまいます。

この溝には後々『すみ入れ』という作業を行うので、このモールドを彫り直していきます。

『スジ彫り』と呼ばれている作業ですね。

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自分が使うスジ彫りの道具は、『タガネ』『ラインチゼル』『ケガキ針』です。

その中でも一番使用頻度が高いのは、写真の○で囲んだ『スジボリ堂 BMCタガネ 0.15mm』です。

タガネは、プロモデラーも愛用しているので、スジ彫りをするにはまず間違いのない工具と言ってもいいと思います。

ちなみに、BMCタガネはものすごく小さいので、『タガネホルダー』に入れるとずっと使いやすくなります。

f:id:hkn3:20200906223141j:plainまた、接着剤で合わせ目を消している場合も、本来ある溝が埋まっていたりするので、そこも彫り直してあげます。

f:id:hkn3:20200917165043j:plainやり方は、タガネの先端を溝に当てて、手元に引いてカリカリと削るだけです。

力を入れず、何度もなぞるのがコツです。(それでもスジ彫りは難しいので、よく失敗したりしますが・・・)

後ハメ実践

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前回で後ハメを検討していたハイパーキャノンですが、それほど難しそうではないので、加工をすることにしました。

とりあえず、赤い線の部分で切り離します。

f:id:hkn3:20200906223012j:plain次は干渉部分を削ります。

f:id:hkn3:20200906223033j:plainそうすると、砲身をスライドさせて入れることができるようになります。

f:id:hkn3:20200906223047j:plain一応、後ハメ自体は成功しましたが、ご覧のとおり、切り離した部分の隙間が広がり、ちょっと目立ってしまいました・・・。

一度パーツを切り離してしまったので、修復も難しいですね・・・。

まあでも、気を取り直して(と、いうか見なかったことにして)このまま製作は続行します。失敗なんて付き物ですから。

実際、スミイレをすればそれほど目立たなくなるような気もしますしね。

f:id:hkn3:20200906223110j:plainそんな感じで作業を進め、処理が終わったパーツはプラトレーにでもいれておくと紛失を防げます。

今回は改修はしませんので、ヤスリ掛けが終われば塗装の準備ですね。

 

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