完成品製作過程旧キット1/100 ゾゴック(旧キット)

【旧キット】1/100 ゾゴック-YellowDevil- 完成編

1/100ゾゴック完成編です。

このキットが発売したのは30年以上も前で、いわゆる「旧キット」と呼ばれているものになります。

値段は、定価で880円。安いですよね。

現在でもたまに再販されているので、在庫があればお店やネットで手に入れることが可能です。

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 旧キット・ゾゴックでやってみたかったこと

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超有名なTVゲーム「ロックマン」に、「イエローデビル」という敵キャラがいます。

その「イエローデビル」、ゲームの操作性も相まって、ゲーム史上に残るくらいの強敵として有名なんですが、ゾゴックってそいつにちょっと似てるんですよね。

ただ、真っ黄色にするわけではなく、「ゾゴックの身体が徐々に黄色くなってイエローデビルっぽくなる」というのが面白いんじゃないかと思い、それがコンセプトになっています。

ゾゴックそのものにも見えるし、イエローデビルをモチーフとしているのであれば、それもわかるな、というような感じです。

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各所にある細長のディティールや、黄色い所の模様は、「ドット絵」をイメージしていたります。

いいアイデアだったと思うんですが、ちょっと見えずらくなってしまったのは反省点ですね・・・。

製作で意識したこと

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旧キットに挑戦するのは初めてだったので、とりあえず「完成させること」を意識していました。

旧キットは「切った貼った」という工作がしやすため、かなり自由度が高く、モデラーのやりたいことを受け止める懐の広さがあります。

旧キットはディティールもおおらかなため、手を加えたいところが山のように出てくるんですが、気になる所すべて手を加えてしまうと、はっきり言ってキリがなくなってしまいます。

ですので、「やりたいこと」と「無視するところ」をすぱっと綺麗に分けることにしました。

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例えば、関節の部分。

ここは可動しなければいけない部分なので、いかにも動きそうな、球体関節っぽいパーツがないとおかしいと思います。こんな「棒」みたいになっているわけがありません。

もしそんな機構っぽいパーツがあれば機械としての説得力も上がったでしょう。

ですが、今回は潔く無視しました。

関節が「棒」になったっていい!

とにかく、それっぽいポーズになっていることが最優先です。

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バックパックもやりがいがありそうな部分ですが、バーニアを置き換えたくらいで、ほぼキットのままです。

ケーブルは作りかえる必要があったので、市販のパーツを元に製作しています。

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機械としての説得力よりも、

「前かがみでじろっと見上げるモノアイ」

「黄色くグラーデションのかかったカラーリング」

というイメージを優先させて、完成させることを第一に考えています。

逆に、どうしても譲れないところもありました。

ゾゴックの特徴的な「大きな手」はスクラッチできなかったので、PGのストライクガンダムのハンドパーツを部品注文をして使用しています。

スクラッチできると思ってましたが、見事に玉砕しました。

これがなかったら作るのを辞めていたかもしれません。

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元のキットは↑こんな感じです。

実は、腰のパーツを作り直したくらいで他の部分は、ほぼキットのままです。

パーツの形状や大きさは、まったく変えていません。

ポージングだけでここまで印象が変わるのは、ちょっと自分でも予想外でした。

大変だったところや反省点

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大変だったところと反省点は、もうヤスリ掛けですね!

旧キットはパーツの合いは悪いし、ヒケだらけだし、プラバンやパテも多様しているので、ひったすらヤスリを掛けてるんですね。

ですので、後々になってヤスリ掛けを丁寧にやればやるほど、完成度が上がるな、と思いました。

サーフェイサーを吹いたり、塗装をしているときに、「もっと丁寧にやっておけばよかった!」と後悔し、気付くことが多いのです(汗)

やっているときはこれ以上にないくらい丁寧にやっているつもりなんですけど、なかなか極めるには程遠い工程です。

ドットパターンも実は塗り直しているんですが、塗り直す前の方が良かったような気もしてます。

まとめ

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旧キットに挑戦するのは初めてだったんですが、いやはや大変でした・・・(汗)

ただ、少しずつでも手を動かしていれば、いつかは完成するっていうのがわかりました。

製作中「もう旧キットなんて二度と作るか!」という気持ちにもなるんですが、完成してしまえば達成感が凄いです。正真正銘、世界でひとつだけの完成品ですからね。

三ヶ月ちょっとという長い間作っていたので、大変な思いはしますし、反省点もありますが、やりたいことは全部やったので満足です。

次に旧キットを作る時は、作業を簡略化して、もっと短い時間で作れるものを目指そうかと思います。

もしかしたら、何年か後に同じコンセプトでまた作ってみたくなっているかもしれません。

そんな思い入れのあるキットになりました。

挑戦してみたくなりましたら「旧キット」ぜひ作ってみてくださいね。

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