アシタのデカールとは、普通の水転写デカールのように貼りつけた跡、透明なフィルムをはがすことができるデカールです。
そのため、印字された文字だけがパーツに残るので、まるでインレタのような仕上がりになります。
まさに画期的なデカールでして、ちょっと気になっていたので、購入して試してみました。
結論から言うと、透明フィルムを綺麗にはがすのは難しいので、すこしコツのいるデカールという感じになっています。
アシタのデカールとは?
最初にも書きましたがアシタのデカールは、貼った後に透明なフィルムを剥がすことができるデカールです。
アシタのデカールはめちゃくちゃ種類があるんですが「GMデカール」というカテゴリがキャラクターモデルに向いています。
写真のように、コーション系のマークが揃っています。
また、「グラフィックアーマー」という種類もなかなか面白いですね。
これはその中でも「plus+ネオン」というちょっと特殊な物を買ってみました。
こちらはブラックライトを当てると、ぼやっと模様が浮き出るタイプです。
こういった模様は塗装では難しい(というか無理)ですが、貼るだけならだれでもできます。
ちなみに、グラフィックアーマーは蛍光ではなく、通常のタイプもあります。
ガンプラにはちょっと使いづらいかもしれませんが、美プラとか似合いそうなキャラクターモデルは多そうです。
アシタのデカールを使ってみた感想
さて、実際に貼ってみます。
貼り方は水転写デカールと一緒で、水に浸した後、しばらく放置して印字が台紙から動くのを待ったら、パーツに移動、水気を取って固定します。
ちなみに、デカールの表に透明なフィルムがありますが、これは剥がすフィルムとは関係ありません。
フィルムは、貼った後に剥がせます。
デカールを貼りつけたあとはしばらく放置。
そして、透明フィルムの端をピンセットでつまみ、ゆっくりと引っ張るとこのようにフィルムを剥がせます。
フィルムを剥がすと、フィルムの縁はほとんど見えなくなります。
インレタという、上から押し付けて貼るシールがありますが、それに近い仕上がりになりますね。
ただこの作業、ちょっとコツがいると言いますか、割と難しい・・・。
フィルムを剥がすときに、印字が一緒にはがれてしまったり・・・。
そもそも小さすぎて、なかなかフィルムを掴めず、剥がせなかったりしますね。
最低限、性能の良いピンセットは持っておいた方がいいかと思います。
アシタのデカールを上手にはがすコツ
アシタのデカールの透明フィルムを綺麗にはがすコツは、
とにかく密着させること、
そしてよくデカールを乾かすこと、
です。
密着があまいと、フィルムの方に印字がくっついてしまいます。
印字部分がきちんと密着していた場合、フィルムはするっと綺麗に剥がれます。
デカールは、貼ってから最低一日は置いた方がよかったです。
デカールの密着にはマークセッターの使用もおススメです。
アシタのデカールにはマークセッターも効果があります。
グラフィックアーマー・ネオンタイプの光り方
グラフィックアーマー・ネオンタイプは、ブラックライトを当てるとこんな感じに光ってくれます。
もとが透明なものを選んだので、ブラックライトを当てないとシルエットだけが浮かんできますが、写真との相性は良さそうです。
ちなみに、ネオンタイプはコーションやラインデカールがブラックライトに対応しているものもあります。
これはこれでカッコよく作品に使うことができそうですよね。
正直、綺麗に貼るのはちょっと難しいけれど・・・
アシタのデカールは、正直、普通の貼るだけのデカールと比べて、すこし手間で難しい、という印象です。
私は使いこなすにはもうすこし練習というか、コツをつかむ必要があるように感じました。
しかし、綺麗にフィルムを剥がすと、ほんとうに段差が見えない。いいデカールです。
あと反則気味の意見ですが、このフィルム、剥がさなくても段差はそんなに目立たないんですよね。普通の水転写デカールと変わらないくらい。
デザインがいいと思ったら、フィルムを剥がすとかそんなことせずに、そのまま使っちゃっても全然いいと思います。
通常のデカールはもちろん使いやすいですし、ブラックライトで光るなんて、作品をとがらせるにはとても有効です。
そのままでも使えてしまうので、アシタのデカール、面白いな、と思ったら一度使ってみてはいかがでしょうか?