普段はガンプラばかり作りますが、今回、スケールモデルのNinja H2 CARBONに挑戦してみました。
制作の動機は『トップガン・マーヴェリック』という映画です。
その映画が登場するこのバイクがあまりにカッコよかったので、見終わった後に即ポチしてました。(映画もめちゃ面白い)
バイクはスケールモデルの中でも難しい部類に入るので、完成させることができるか不安でしたが・・・まあ、なんとか形にすることは出来た、という感じでしょうか・・・。
と、いうことで、Ninja H2 CARBONの制作記(と、言うか感想)となります。
知らなかったけど2種類あるNinja H2
実は買った後に気付いたんですが、このキットって2種類販売されているんですね。
自分が制作したのは、『カワサキ Ninja H2 CARBON』というタイプです。
タミヤのナンバリングが『136』になっているもので、若干、形状が違うのと、アッパーカウルに貼るカーボンデカールが付属します。
トップガン・マーヴェリックに登場するのはこちらのよう。(ただカラーリングは映画のものと違い、映画版の方は販売されていません)
通常(?)モデルのタイプはカーボンデカールが付いていません。その分少し値段が安いですね。
タミヤのナンバリングが『131』のものです。
練習として作るならこちらでもよかったかも。
制作で気を付けたこと
とりあえず今回は、完成させることを念頭に置きました。
映画仕様やディティールアップなんかはまあ、これからね、ということで・・・。
で、制作の手順なんですが、ある程度組み立て、メインカラーをエアブラシで塗装。
その後、細かいところは筆塗りで進めていく、という感じでやっています。
やっぱりエアブラシで塗装すると綺麗に塗れるんですが、パーツによってはとんでもないマスキングをする必要がでてきます。
かなりモチベーションが高くないと辛い作業になってしまうので、気負わず作るのことも念頭に置きました。
制作に必須の工具
このキット、なにが難しいって、この極小のチューブをつないでいく過程がしんどかったです。
1㎜ほどしかないパーツの先端に、ピンセットを使ってチューブを差し込んでいく。
折ってしまうとリカバリーも難しい場所です。
しかもこれ、1,2箇所だけではなく、けっこう差し込む場所があるんですよね。
しばらくやって気付いたんですが、先端をつまようじか何かでちょっと広げてあげると入りやすくなります。
ピンセット、流し込み用接着剤、エポキシ接着剤はマジで必須ツールでした。
これがないと絶対、完成させられなかったです。
また、最難関ともいうべきはこのデカールです。
アッパーカウルのカーボンはデカールで再現されているんですが、こんなん貼れる気がしません。
マークセッターなどを使って挑戦してみましたが、まあ、見事に失敗しましてね。
とにかく難しい! 貼れる人いるの、これ? ってレベルなんですが・・・。
結局、塗装で仕上げたんですが、完璧に作ろうと思っていたらここでやる気をなくしていました。
やはり、気負わないで作る、というのは重要かと思います。
ちなみにアッパーカウルに使った塗料はフェニッシャーズのウエストブラックです。
綺麗な艶アリの黒になるのでお勧めの塗料ですね。
何はともあれ完成 これはすごいキット
色々とありましたが、キットはなんとか完成させることができました。
完成度的にはまだまだ、なんでしょうが、苦労して作るとカッコよく見えます・・・!
そしてこのキットの凄いところなんですが・・・。
パーツが多くなれば、接着面がズレたり、上手くパーツがはまらなかったりすることが往々にしてあるんですが、それがまったくない!
パーツの合いを調整することなく、ピシッと収まります。
これがほんとに凄すぎる。
さすがはタミヤです!
キット自体への信頼性は文句なしです。
パーツを小さなビスで止めていくところも多いんですが、細かいパーツが綺麗に組みあがっていくのは感動するレベルの精密性でした。
結論 挑戦してよかった
苦労した分だけ愛着がわくのがプラモデルですが、Ninja H2 CARBON、作ってよかったです。
黒のボディに緑のラインが入ったカラーリングはホントにかっこいい。
隠れて見えなくなってしまうんじゃないかと思ったスーパーチャージャー(オレンジの部分)もフレームの隙間からちらっと見える。塗ってよかったですね。
こういったデザイン、チラ見せは、ガンプラにも応用できそうだと思ったり。
以上でNinja H2 CARBON制作レビューでした。
制作の動機は映画ですが、実はトップガン・マーヴェリックは戦闘機の話です。
最初の方にも書きましたが、劇中に登場しているNinja H2 CARBONは色が違う仕様です。
なので、今後、登場する戦闘機や劇中仕様のNinja H2 CARBONにも挑戦してみたいですね。