普段ガンプラを作っている人でも、たまに別ジャンルのプラモ・・・そう、車でも作ってみよう、と思うことがあるかもしれません。
実際、ガンプラをカッコよく作るために他のジャンルのプラモを作ってみることは、とても有効だと思います。
私はカーモデルをカッコよく作りたい思い修行中ですが、ジャンル的にはまだまだ初心者です。
なので、思わぬところで壁にぶつかることがあります。
今回は、そんなちょっと疑問に思った、ボディの裏側の塗装や見えなくなるところの塗装について話をしてみようと思います。
ボディの裏側は塗装するのか?
頑張ってツヤツヤにしたボディはできるだけ触りたくないものです。
この状態にするには何度も気を付けながら塗装をする必要がありますから・・・。
カーモデルで窓枠の塗装が鬼門と言われているのも、この状態からマスキングをして塗り分けなければいけないものが多いからです。
ただ、最近はタミヤのフェアレディ240ZGのように別パーツ化しているものもありますね。(さすがタミヤ)
で、疑問に思ったことがあるんですが、この裏側って塗装するの? っていうことです。
理由は二つあって、ぶっちゃけ、ここって完成したらほとんど見えません。
また、カラーガイドに色の指定が乗ってないこともあるんですよね。(指定があるものもあります)
ボディの裏側は、持ち手にすることが多いので、カラーガイドがないとけっこう盲点だったりします。
組み立ての時に「おや?」って思ったりすることも。
完成させてしまうと、下からのぞき込まない限り見えませんし、ここって、塗った方がいいの? と思いませんか?
これについての答えはですね、おそらく、
「ちらっとしか見えないけど、あなたならどうする?」
です。
別に、作る本人が決めればいいのでは? という話ですね。
ちなみに、私の場合は、ちらっとしか見えなくても、見えるのであれば基本的に「塗る」一択です。
ただ、「ほとんど見えないし、気にしないぜ!」 って方もいると思うんですよね。
そう思うのであれば、そのままでも全然アリだと思います。
とはいえですね、塗るとしても、正直、ちょっと面倒なのも確か。
カラーガイドがない場合は実車に合わせるのが正解だと思いますが、自分の場合、水性塗料のフラットブラック(つや消し黒)を筆塗りすることが多いです。
まあ、これは中間択ですね。
ほとんど見えなくなるのも事実だし、そのままだとちらっと見えた時に、すこし残念。
でも、ほとんど見えないから、エアブラシではなく、筆でさっと塗ってしまう。
つや消しだとあまり筆ムラも目立たないので、それだけでもかなり違いは出ると思います。
エンジンやシャーシの裏側は塗装する?
また、似たような部分でエンジンやシャーシの裏側は塗装する? という問題があります。
エンジンはカラーガイドがありますが、ボンネットに隠れてほとんど見えなくなってしまうもの。
ただ、カーモデルによってはボンネットを開けることができるので、エンジンはまだ頑張って塗装する理由があります。
ただ、シャーシは違います。
ここはもうチラ見せどころではありません。
一生懸命塗り分けても、まあ、まったく見えなくなるんですよね。
実際、裏側も見えるよーという展示方法にしないと、努力は水の泡です。
プロモデラーでもシャーシは真っ黒に塗る方もいるそうです。
で、ここの場合もやはり車体の裏と同じ考え方でいいかと思います。
自分が塗りたければ塗ればいい、ということですね。
見えないところを塗装する意味は?
現在では模型を作ってSNSにあげる方がほとんどだと思います。
たとえ、完成の時に見えなくなっても、写真として残すことができれば、塗装する意味というのは出てきます。
「ほとんど見えなくなるけど、頑張って塗ったんだぜ!」とアピールするのは、昔と比べて容易です。
頑張って塗り分けると、満足感も出ますし。
ただ、もちろん写真なので見えないところを撮らない、ということも簡単です。
つまるところ、自分がやりたければやる、というのが結論ですね。
気にならない! めんどくさい! 塗らなくていいんじゃない? って思う方は、塗装をスルーしても問題ない。
模型は基本、自己満足の趣味なので、それで自分が納得すればOK! という感じです。
ただ、個人的には一度、全力で塗装してみる、ということをおススメしてみます。
思い入れは出来ますし、塗り分けた完成部分を見てにんまりとする、新しい楽しみを見つけることができるかもしれません。
意外とこの満足感、高いですよ?