コトブキヤのなっちん制作記の続きです。完成させてこんな感じにしてみました。
今回のテーマは水性カラーの筆塗り。
筆塗りはほとんどやったことがないのですが、上手くなりたいな、と思っているので挑戦してみることにしました。
前回は、なっちんを組み立て、黒サフを吹いたところまでですね。
ちなみに、股関節の軸を折ってしまったので、ほぼ固定ポーズとして制作しています。
筆塗り開始
ではさっそくやっていきます。
使う塗料は、最も手に入りやすい「水性ホビーカラー」や「タミヤアクリル塗料」です。
「ファレホ」や「シタデル」など、ちょっと高い水性塗料は使いません。
筆やパレットは100円ショップで購入したものを使います。
気を付ける点は、最初から綺麗に塗ろうとしないこと、ですね。
一回目はこんな感じ。思いっきり下地が見えているので不安になりますが、こんな感じでOKです。
あと、塗料は薄め液を混ぜて、すこし薄めて使っています。
二回目はこんな感じになります。
どうです? だいぶ下地も隠れてきたでしょう?
フレームに当たる部分も同様です。一回目は下地が見えてもだいじょうぶ。
きちんと重ねて塗ればこんな感じに。
三回も重ね塗りするとだいぶ綺麗になりました。どうですかね?
普通と言えば普通ですが、思っている以上に上手く塗れたような気がします。
色を重ねていくときは、きちんと乾燥させてから塗るのもポイントですね。
それさえ守っていれば、特に難しいこともなく、このくらいに仕上げることはできます。
あとはちょいちょい細かい塗り分けをしました。
指の関節とかフレーム色なのでちょっと面倒ですが、筆塗りならそれほど大変ではなかったですね。
境目をきちっと仕上げるのは難しいですが、多少のはみだしなど気にせず塗っていきましょう。
おそらく、そういうのも、筆塗りの良さ&楽しさみたいなところもあると思います。
ちなみに、なっちんは色数が少ないため、塗装自体はめっちゃ楽です。
ただ、水性塗料はラッカーほど塗膜が強くありません。
特に気になるのが関節部分。動かすと、接触してしまう部分が剥げてしまいます。
しかも使用した塗料がつや消しだったため、余計に擦れて剥げていきます。
筆塗りなら簡単に塗りなすことができるのですが、何度やっても剥げてしまうので、別の部分にも剥げをワザと作って自然とできた傷、のような感じで誤魔化すことに。
まあ、実機も関節部分に擦り傷くらいありそうですし、これはこれでいいのかと思いますね。
最後にワンポイントとして識別帯を入れました。
マスキングテープを貼り、ちょっとずつ色を乗せていきます。
どうでしょう?
派手目なオレンジがアイキャッチとなってくれるような気がします!
とりあえず基本塗装はこんな感じで終わりました。
デカール貼り&ウェザリング
全体の塗装が終わったら次はデカールを貼ります。
付属したデカールと、コーション系を中心を使ったですが、やっぱり貼ってしまったのはガルパンのデカールです。今回は大学選抜チームのデカールを貼りました。
モデルカステンさんのホームページで販売しています。直販のみなので、公式ページでしか買えないのがちょっと残念。
ちなみに、デカールは「デカーリングQuickトレイ」を使うと劇的にデカール貼りが楽になりますよ!
仕上げはつや消しスプレーでトップコートです。
ここで注意点なんですが、塗装に水性塗料を使っているので、ラッカー系のつや消しスプレーを使うと、塗装面が溶けだしてしまいます。
トップコートも、水性のものをつかいましょう。
写真の「水性プレミアムトップコート・つや消し」は素晴らしい性能なのでおススメです。
水性カラーを使う方は、ぜひ持っておいた方がいいアイテムですね。
その後、ウェザリングとして足回りに「ウェザリングペースト」のマッドイエローを塗りました。
塗り始めはどろっとしていますが、乾けば、本当に砂のようになります。
本当に塗るだけでそれっぽくなるので、こちらもおススメです。
コトブキヤ 1/35 なっちんの完成!
と、いうことで、コトブキヤ1/35なっちん、完成しました。
下半身が固定ポーズになってしまったのは残念ですが、筆塗りはだいぶ上手にできたと思います。
筆塗りはもうちょっといろいろなことができそうですが、それは今後の課題ですね。
あと、まったく触れていませんでしたが、武器も黒鉄色でささっと塗装していました。
なんともいえないカッコ可愛さ。机の端にちょこんとおいて楽しもうかと思います。
製作期間は10日ほどでした。
HGのガンプラと比べてちょっと値段が高いですが、自由度が高いとてもいいキット!
興味の出た方はぜひぜひ作ってみてください! おススメです!