塗装・工作

ガンプラでヒケが消えたかを見分ける『すこしだけ色を塗ってみる』方法

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ヒケとは、プラスチックの生成の時に生まれる歪みです。

塗装した後にうっすらと浮かび上がってくることもあるので、ちょっと気にする方もいるのではないでしょうか?

ヒケのほとんどはヤスリ掛けで消すことができますが、本当に消えたかどうか、わかりずらい場合があります。

今回は、ヒケが消えたかを確認する、ちょっとした技を紹介します。

 

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ヒケはどんな場所にある?

ヒケはパーツの生成の時に生まれる歪みです。その多くはへこみとしてパーツに現れます。

写真で見ると赤い丸の部分に、スジのようなものが見えると思いますが、それがヒケとなります。

このヒケはヤスリを掛け、パーツを均すと消すことができます。

ただ、ヒケはきちんと消えているか目視ではわかりずらいことが多いですよね。

 

パーツをスポンジヤスリで磨いてみました。(写真もちょっと悪いですが)つや消しになっているので、ヒケが目立たなくなっています。

一見するとヒケは消えているように見えますが、本当に消えているか分かりずらいですよね?

ヒケを確認する技 すこしだけ色を塗ってみる

そこでちょっと確認してみます。

用意するのはこちら。油性ペンです。

やり方は簡単で、まずヒケがあると思わしき場所をさーっと塗っていきます。

インクが乾いたら、その上からヤスリを掛けます。

すると、ヒケの部分に色が残り、浮かび上がってきます。

これは、パーツにヒケの歪みがあり、その部分が削れていないから、色がスジのように残るんですね。

つまり、赤い筋の部分だけひっこんでいるから、ヤスリが当たらずに赤く残るわけです。

この状態だとヒケは消えていないことになります。

ちなみにその後ヤスリを掛けてインクをすべて落とすと、理論上はヒケが綺麗に消えたことになります。

そのあとに同じようにペンで塗ったあとにヤスリを掛けても、スジが浮かび上がってくることはありません。

ヒケはどこにできやすい?

ヒケはパーツの裏側に凸部分があるところによくできます。

プラスチックが金型で冷えるときに、凸側に引っ張られるのがヒケが生まれる原因です。

 

注意点としては、ヒケの確認のために塗ったペンのインクはきちんと落とした方がいいです。

油性ペンのインクは意外と色が強いので、残したままだと本塗装に影響を与えます。

なにげにサーフェイサーを貫通して色が浮かび上がってきますからね。

インクはヒケと一緒にすべてヤスリで落としましょう!

サーフェイサーをヤスリで落とすのが確実

以上でヒケが消えたかを簡単に確認する方法でした。

とはいえ、ヒケを全て確認するのは至難の技です。

一番確実、かつ究極の方法だと、全体にサフを吹いた後、それを全部ヤスリで落とす、という方法があります。

かなり大変ですが、カーモデルだと、ボディの完成後が重要なので、実際に行うモデラ―もいますね。

 

特に、艶アリ、パール塗装をするときにはヒケを消しておくことはとても重要です。

ちょっと面倒かもしれませんが「ここぞ!」という見せ場をつくる箇所などで、試してみてはいかがでしょうか。

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