皆さんは塗装をするときにスペアボトルを使っているでしょうか?
スペアボトルは自分で色を作った塗料を保管したり、希釈済みの塗料を用意して作業効率を上げたりできる、超便利なアイテムです。
ですがスペアボトルってどんどん溜まっていきませんか?
スペアボトルは、基本的に同じ色でなくては再利用ができません。
正直、もったいないので、簡単に洗えればいいな、と思いますよね。
ただ、ツールクリーナーは刺激臭が強いし、綺麗にするのはかなり面倒です。
そこで今回は、100円ショップで買えるものを使って、しかも楽に洗浄できないか、ちょっと試してみました。
ちなみに、使用している塗料は全てラッカー系塗料になります。
スペアボトルを洗浄するために用意する物

用意する物はこちらです。
適当な大きさのバケツとオレンジクリーナーですね。

オレンジクリーナーに入っている成分はとしては(ちょっと詳しいことはわかりませんが)ラッカー系は油性塗料なので、油汚れを浮かせるオレンジオイルが配合されているものを選べばいいと思います。
界面活性剤が入っているので、恐らくですが水性塗料にも効果はありそうです。

試してみるのは使い終わった塗料ビン各種。
タミヤのスペアボトルはもちろん、通常の塗料ビンや押すだけ塗料ボトルも入れておきます。

バケツの中に塗料ビンを入れ、オレンジクリーナーは一瓶全て投入しています。
これで準備は完了。
そしてその後、10日ほど放置しました。
100円ショップで用意したもので洗浄できたのか?

そして10日後。
塗料ビンを引き上げてみると、多くはこのようにビンに塗料がついている状態となっています。

ですが塗料がビンから浮いている状態になっており、指で触るとばりっと簡単に剥がれます。

バケツの中で洗うと、ビンによってはものすごく綺麗になります。
これなら使い回しても問題ないレベルと言えますよね。
実際に使用する場合は、この後にきちんと水洗いして洗剤の成分は落としておく必要があります。

ただ、底に塗料が厚く残っているビンは塗料が綺麗に剥がれませんでした。
洗剤はツールクリーナのように塗料を溶かすわけではないので、さすがに限度があるようです。

また、ポリプロピレン性の「押すだけ塗料ボトル」もビンと比べて落ちが悪いです。
塗料が落ちないこともないですし、再利用できないこともないのですが、これはおとなしく使い捨てとして利用した方がいいかもしれません。
同じ理由で、DPボトルも洗浄は厳しいと思われます。
まとめ スペアボトルを洗浄するときにやっておいた方がいいこと

と、いうことで100円ショップで揃えたものでスペアボトルを洗浄できるか試してみました。
結果としてはラッカー塗料であっても充分に落とすことができるという結果になりました。
ただ、ごしごしと洗うのではなく固まった塗料が自然と剥がれてくるのを待つので時間はかかります。
また、塗料が厚い状態で固まってしまうとさすがに塗料は落ちませんでした。
そのため、使い終わった塗料ビンは、残っている塗料をある程度ティッシュで拭き取っておくか、ツールクリーナーを使って軽くでも綺麗にしておけば再利用しやすくなると思います。
そして、ポリプロピレン製のスペアボトルに効果は薄いです。
スペアボトルは意外と嵩張るので、たまに洗って綺麗にすると再利用出来て節約になります。
100円ショップで簡単に買えるので、よろしければ試してみてください。