製作過程HGオリジンガンダム

全塗装の工程④ サーフェイサーと下地作り

洗浄したパーツが乾いたら、いよいよ塗装に入ります。

では、さっそく色を塗ろう! と、言いたいところなんですが、まずはサーフェイサーを吹きます。

模型を作っていると、よく聞きます。あの『サフ吹き』です。

サフ吹きには2種類あって、

ひとつは、傷を見つけやすくすることを目的に吹くサフ『捨てサフ』、

もうひとつは、下地を作るために吹くサフ『本サフ』、

があります。

今回の場合、主目的は塗装の下地を作るためのサフなので、『本サフ』ということになります。

ただし、サフを吹いて見過ごせない傷があったらもちろん修復するので、『捨てサフ』の意味合いも含んでいます。

パーツは800番までヤスリを掛けていますし、改修もしていないのでいきなり本サフを吹いても大丈夫だろう、という考えです。

スポンサーリンク

塗装するための持ち手を用意する

f:id:hkn3:20200913191440j:plainサーフェイサーを吹く場合でも、まずパーツに持ち手を付ける必要があります。

ワニ口クリップや、つまようじ、両面テープなどを用意して、色が乗らなくても問題の無い場所に固定していきます。

f:id:hkn3:20200913191511j:plain

作業後です。

目玉クリップは普通に買うことが出来ますが、ワニ口クリップは自作することもできます。

過去に紹介しているので、よろしければご覧ください。

hobi-rain.com

使うサーフェイサーは?

f:id:hkn3:20200913195214j:plainサーフェイサーと言えばグレーのイメージがあるかもしれませんが、自分の場合は塗りたい色に応じてサフの色も変えます。

例えば、青を塗りたい場所には、白サフに青を混ぜた自作のブルーサフを使います。

f:id:hkn3:20200913194436j:plainそうなるとサフを吹いた状態で薄い青になります。

グレーの上に青を塗るより、薄い青の上に青を塗った方が、綺麗に発色してくれるので一石二鳥です。

この状態で、目立つ傷が無ければ下地作りは完了です。

もし目立つ傷が浮き出ていれば、800番くらいのヤスリで磨いて、もう一度同じ色のサフを吹きます。

f:id:hkn3:20200913194535j:plainそして、塗装中にホコリが付いてしまう、ということもあります。

そういった時は、1500番くらいの目の細かいスポンジヤスリでかるーく撫でて、ホコリを除去してあげましょう。

あんまり奥に入り込んでいなければ色が落ちることはないので、塗り直す必要はありません。

f:id:hkn3:20200913195237j:plain赤と黄色の下地は、ピンク色のサフを使います。

ちょっと意外かもしれませんが、黄色の下地はピンクでも綺麗に発色してくれます。

f:id:hkn3:20200913200801j:plainガンダムで言うと、首回り(黄色)や腰のあたり(赤)ですね。

f:id:hkn3:20200913222157j:plain残りの白や関節、武器類などはメカサフのヘヴィを使うことが多いです。

メカサフは色が濃いグレーになっていて、そのまま関節の『色』として使うことが出来るのが特徴です。

つまり、これで関節の部分は、それで塗装が完了します(笑)

すごく時短になるので、関節の色として問題なければぜひ使って欲しいサフですね。

サーフェイサーについての記事

hobi-rain.com

hobi-rain.com

サフ吹き完了

f:id:hkn3:20200913222705j:plainそんな感じで、上に塗る色に応じて、サーフェイサーの色を変え、下地作りを進めていきます。

HGとはいえけっこうパーツは多いので、2,3回にわける感じで進めていきますが、色が少ない所から塗っていくと楽ですね。

ガンダムで言うなら、赤、青、黄色を済ませておくと、あとは白とグレーだけになるので気持ちに余裕ができます。

f:id:hkn3:20200917162442j:plain

ちなみに、サーフェイサーの段階で『ポリキャップ』はできるだけ外しておきます。

ポリキャップにラッカー系塗料が付くいても、すぐはがれてしまいます。

そうなると、組み立てた時に、色を塗ったところとポリキャップの色が混じってちょっと目立ってしまうんですよね、

それが気になる方は、ポリキャップは外しておいた方がいいと思います。

スポンサーリンク
ホビーライン!